彼は高嶺のヤンキー様2(元ヤン)




携帯を耳にあてて、瑞希お兄ちゃんが出るのを待つ。




「凛ちゃん♪みーちゃん、まだ~?」

「わっ!?」




そんな私に、モニカちゃんが背後から抱きついてきた。

それに慣れつつはあったが、やはり最初はドキッとする。



「ま、まだ呼び出し中ですよ~」

「あらあら、焦らしてくれるわね~?」

「つーか、凛にベタベタしすぎですよ、モニカ先輩!?」

「カンナさん。」



ツッコミの多い友達が、また文句を言う。




「モニカ先輩!いくら凛が後輩だからって、接触しすぎですよ!?」

「あら、凛ちゃんは嫌だって言ってないわよぉ~ねぇ、凛ちゃん?」

「嫌というか、重いので困ってます、モニカちゃん。」



〔★凛は遠まわしにお断りした★〕




「ほらねぇ!嬉しくて困っちゃうぐらい、あたしの深い愛が通じてるのよぉ♪」

「どこがすか!?まゆを八の字にして困ってんじゃないですか!?」

「いやぁーん、怖~い♪高千穂ちゃんが、小姑(こじゅうと)になっちゃったー!凛ちゃん、ヘルプ♪」

「誰が小姑っすか!?」

「できれば、僕も助けてほしいです・・・」



カンナさんをからかいながら、私を抱きしめるオネェさん。




(同じハグなら、瑞希お兄ちゃんがいいのに・・・)




「お、落ち着けよ、カンナ!ツッコミはそれぐれーにしてさぁ~!」

「悠斗の言う通りだ。凛道に焼きもち妬くなよ、カンナ?」

「誰が妬き持ちだ、秀!?殺すぞ!」

「そうだぞ、秀!カンナは凛道なんて何とも思ってねぇ!なぁ、大河!?」

「おのれ凛道・・・・!またしても、瑞希さん相手に役得(やくとく)しやがって・・・・!」

「お前もかよ、大河!?」



〔★ここにも焼きもち妬きがいた★〕




「うはははは!ダブルスで焼きもち妬きかいなぁ~!?」


「「って、誰がだコラ!!?」」


「声をそろえとる自分らや~ん?ほな、一度休憩入れよか?ほれほれほれ! 」




そう言うなり、おすもうさんのように張り手をしながら円城寺君とカンナさんを押していくヤマト。



「のこった!のこった!」

「ちょ、押すな押すな!」

「なんなんだテメーは!?なにすんだよ!」

「お前らが騒がしいからだろう!?」

「そのまま、押して行ってくれ、グラサン。」


「うははははは!!」



悠斗君と秀君のリクエストもあり、私とモニカちゃんから離れていく新・爆裂弾達。



〔★ヤマトの押し出し、一部は強制退場させられた★〕