彼は高嶺のヤンキー様2(元ヤン)






「ヤマト・・・・どうしてヤマトは、俺を『何度』も助けてくれたんだ?」






凛道蓮ではなく、菅原凛ではなく、『凛』として助けられたことを聞く。



「ん~!?何度も助けたかのぉ??」

「助けたよ。自分の立場、悪くなるかもしれないのに。」



教科書を拾って、3年生から守ってくれて、防犯ブザーに答えて喧嘩してくれた。




「うははははは!細かいことはよーわからんが、理由はないわ!何度もあったんは、縁があるんかもなぁ~!」

「そっか。」

(それじゃあ、それだけで十分。)




「ヤマト、友達になろう。ヤマトも、龍星軍に入らないか?」

「「「「え?」」」」





私の言葉に、声を合わせて固まる爆裂弾一同。



「友達?」



中でも、ヤマトの反応が一番わかりやすかった。

笑いを止め、ぽかん口を開けている。

その顔を可愛いと思いながら言った。





「凛道蓮と友達になってくれよ。一緒に遊ぼう。」

(菅原凛とはもう友達だから・・・だから、こっちの凛とも・・・・)





そんな意味を込めて、手を差し出す。

これに相手は、開けていた口を閉じってニヤリと笑う。



「ええんか?わしも仲間に入れてくれるんか?」

「うん、いいよ!」

「うはっはっはっ!!ほな、入ろー!今日から、友達やな?」

「うん!友達だよ、ヤマト。よろしくね。」

「うはははは!よろしゅうなぁー!?」


「「「「「「「「えええ!?」」」」」」」」





喜ぶヤマトにうなずけば、なぜか烈司さん達まで爆裂弾と一緒に叫ぶ。



「ちょ、凛!?」

「なに、カンナさん?」

「おまっ!軽すぎるだろう!?」

「え?そうでもないよ。重いよ、体重?」

「重量の問題じゃねぇよ、凛道!?これも入れるのか!?」

「うははははは!気軽に、ヤマトって呼んで~!ごじゅうあらしでもええでー!?」

「なげーよ!おいおい、これは・・・!」

「俺ら、大丈夫かよ・・・!?」

「なにが?」




呆れる悠斗君と秀君に、どうしたんだろうと思う。



「わははははは!面白くなってきやがった!凛助め、引っかき回す系か!?」

「楽しむな!まったく・・・考えが浅いのか、深いのか・・・」

「こらこら、凛ちゃんが決めたんだから口出ししないの!ホント・・・ああいうところが、あたしの母性本能をくすぐるのよね~」

「まぁ、いいんんじゃねぇか?瑞希が知っても、笑って文句は言わねぇだろうし・・・俺の占いも、吉と出てるからな?」



だから、初代龍星軍メンバーの先輩達が、そんな風に話してるなんて気づかなかった。