「ヤマト・・・・どうしてヤマトは、俺を『何度』も助けてくれたんだ?」
凛道蓮ではなく、菅原凛ではなく、『凛』として助けられたことを聞く。
「ん~!?何度も助けたかのぉ??」
「助けたよ。自分の立場、悪くなるかもしれないのに。」
教科書を拾って、3年生から守ってくれて、防犯ブザーに答えて喧嘩してくれた。
「うははははは!細かいことはよーわからんが、理由はないわ!何度もあったんは、縁があるんかもなぁ~!」
「そっか。」
(それじゃあ、それだけで十分。)
「ヤマト、友達になろう。ヤマトも、龍星軍に入らないか?」
「「「「え?」」」」
私の言葉に、声を合わせて固まる爆裂弾一同。
「友達?」
中でも、ヤマトの反応が一番わかりやすかった。
笑いを止め、ぽかん口を開けている。
その顔を可愛いと思いながら言った。
「凛道蓮と友達になってくれよ。一緒に遊ぼう。」
(菅原凛とはもう友達だから・・・だから、こっちの凛とも・・・・)
そんな意味を込めて、手を差し出す。
これに相手は、開けていた口を閉じってニヤリと笑う。
「ええんか?わしも仲間に入れてくれるんか?」
「うん、いいよ!」
「うはっはっはっ!!ほな、入ろー!今日から、友達やな?」
「うん!友達だよ、ヤマト。よろしくね。」
「うはははは!よろしゅうなぁー!?」
「「「「「「「「えええ!?」」」」」」」」
喜ぶヤマトにうなずけば、なぜか烈司さん達まで爆裂弾と一緒に叫ぶ。
「ちょ、凛!?」
「なに、カンナさん?」
「おまっ!軽すぎるだろう!?」
「え?そうでもないよ。重いよ、体重?」
「重量の問題じゃねぇよ、凛道!?これも入れるのか!?」
「うははははは!気軽に、ヤマトって呼んで~!ごじゅうあらしでもええでー!?」
「なげーよ!おいおい、これは・・・!」
「俺ら、大丈夫かよ・・・!?」
「なにが?」
呆れる悠斗君と秀君に、どうしたんだろうと思う。
「わははははは!面白くなってきやがった!凛助め、引っかき回す系か!?」
「楽しむな!まったく・・・考えが浅いのか、深いのか・・・」
「こらこら、凛ちゃんが決めたんだから口出ししないの!ホント・・・ああいうところが、あたしの母性本能をくすぐるのよね~」
「まぁ、いいんんじゃねぇか?瑞希が知っても、笑って文句は言わねぇだろうし・・・俺の占いも、吉と出てるからな?」
だから、初代龍星軍メンバーの先輩達が、そんな風に話してるなんて気づかなかった。


