彼は高嶺のヤンキー様2(元ヤン)




「オメーに、俺の何がわかってるってんだ?」

「君も、瑞希お兄ちゃん好きでしょう?」

「ああんっ!?」

「『俺』もあの人が大好きだ。円城寺大河が真田瑞希さんを見本にしてるなら、あの人をがっかりさせる真似はしない。」

「なんだと・・・・!?」

「そう簡単に、龍星軍の頭をオメーにやらねぇーって、言ってんだよ?もし、真田瑞希さんがお前と同じ立場なら、筋を通して奪いに来るだろう?」

「凛道、てめっ!?」

「俺はいつでもかまわねぇ。同志であろうが、メンバーだろうが、円城寺・・・オメーが勝負したいってんならいつでも言いに来な。仲間の申し出なら、俺はいつでも聞くぜ?」

「っ・・・・!?」





男の子モードで、キリッとしながら言った。





(うう・・・思わず、見栄を張ったけど、納得したかなぁ~?)




これで本当に、「今すぐ勝負!」と言ってきたどうしよう!?



(いや、大丈夫!その時は、『龍星軍総長をかけた勝負をしたいって話は聞いてあげるけど、勝負自体はしないよーん♪』って言って乗り切ろう!まずいことは言ってないし!)




〔★完全なとんちだった★〕




黙り込む円城寺君と、その様子を静かに見守る一同。

私も、決め顔をしたまま、動けずにいた。

今ここで動いたら、よくない気がして金縛り。






(早く誰かアクションを起こして!)






そう思ったら、願いは通じた。





「うははははは!ええなぁ~!それなら、いつでもエントリー自由でええやんけ!」

「ヤマト!?」




最初に声を出したのは関西人。

予想外だったけど、おかげで重い空気がゆるんだ。