「オメーに、俺の何がわかってるってんだ?」
「君も、瑞希お兄ちゃん好きでしょう?」
「ああんっ!?」
「『俺』もあの人が大好きだ。円城寺大河が真田瑞希さんを見本にしてるなら、あの人をがっかりさせる真似はしない。」
「なんだと・・・・!?」
「そう簡単に、龍星軍の頭をオメーにやらねぇーって、言ってんだよ?もし、真田瑞希さんがお前と同じ立場なら、筋を通して奪いに来るだろう?」
「凛道、てめっ!?」
「俺はいつでもかまわねぇ。同志であろうが、メンバーだろうが、円城寺・・・オメーが勝負したいってんならいつでも言いに来な。仲間の申し出なら、俺はいつでも聞くぜ?」
「っ・・・・!?」
男の子モードで、キリッとしながら言った。
(うう・・・思わず、見栄を張ったけど、納得したかなぁ~?)
これで本当に、「今すぐ勝負!」と言ってきたどうしよう!?
(いや、大丈夫!その時は、『龍星軍総長をかけた勝負をしたいって話は聞いてあげるけど、勝負自体はしないよーん♪』って言って乗り切ろう!まずいことは言ってないし!)
〔★完全なとんちだった★〕
黙り込む円城寺君と、その様子を静かに見守る一同。
私も、決め顔をしたまま、動けずにいた。
今ここで動いたら、よくない気がして金縛り。
(早く誰かアクションを起こして!)
そう思ったら、願いは通じた。
「うははははは!ええなぁ~!それなら、いつでもエントリー自由でええやんけ!」
「ヤマト!?」
最初に声を出したのは関西人。
予想外だったけど、おかげで重い空気がゆるんだ。


