彼は高嶺のヤンキー様2(元ヤン)




円城寺君の『龍星軍宣言』に、烈司さんが雑誌から目を上げる。

私も思わず、言った本人を見る。





「円城寺君・・・!」

「それで文句はないっすよね、烈司さん!?」




なにか言いたげにする烈司さんに、円城寺君が強気で言う。



「凛道がメンバーを誘うのは自由!人選も自由なら問題ないだろう!?」

「円城寺君・・・それって・・・」

「オメーと、同志になるって意味だ、凛道!」

「円城寺君・・・・!」


(つまりそれ、瑞希お兄ちゃん目当ての入団・・・・・・・・・・!?)



〔★凛も似たようなものである★〕




わかりやすい円城寺君にポカーンとする。

これに同意を求められた烈司さんが顔をしかめた。




「円城寺!テメーそれが頭に対する態度か・・・!?」


「烈司さん!?」

「いくら俺らが上下関係がなかったとはいえ、ケジメぐれーわかんだろう・・・!?なに、舐めた口聞いてやがる・・・・!?」




立ち上がり、怖い顔で円城寺君を怒る烈司さん。





(大変!喧嘩になっちゃう!)





そう思ったので止めた。





「いいんですよ、烈司さん。」

「あん?」

「凛道・・・・!」




ジロッと私を見る二人に、ポーカーフェイスを作りながら笑顔で言った。




「円城寺君、君のメンバー入りを歓迎するよ。これから、よろしくね?」

「凛たん!?」

「いいのか、凛道?」

「獅子島さん。」




驚く烈司さんとは別に、静かな声で問うのは元副総長。

ハードカバーの本を持ったまま、私に聞いてくる。



「今の円城寺は、お前をライバル視してるだけでなく、統率を乱す恐れがある。お前から総長の座を奪うかもしれんぞ。」

「はあ!?なんすかそれ!?大河が、そんなことすると思ってんのかよ!?」

「あくまで可能性だ、高千穂?お前はまだ、凛道の母親気分でいるからマシだが。」

「誰が子持ちだコラ!?産むなら、もっとマシな息子産むわ!」

「大丈夫です、獅子島さん。カンナさんも・・・わかってるから。」

「凛!?」

「なにがわかってるってんだ・・・・!?」




私の言葉に、獅子島さんに、ズバッと言われ、円城寺君が反応する。