円城寺君の『龍星軍宣言』に、烈司さんが雑誌から目を上げる。
私も思わず、言った本人を見る。
「円城寺君・・・!」
「それで文句はないっすよね、烈司さん!?」
なにか言いたげにする烈司さんに、円城寺君が強気で言う。
「凛道がメンバーを誘うのは自由!人選も自由なら問題ないだろう!?」
「円城寺君・・・それって・・・」
「オメーと、同志になるって意味だ、凛道!」
「円城寺君・・・・!」
(つまりそれ、瑞希お兄ちゃん目当ての入団・・・・・・・・・・!?)
〔★凛も似たようなものである★〕
わかりやすい円城寺君にポカーンとする。
これに同意を求められた烈司さんが顔をしかめた。
「円城寺!テメーそれが頭に対する態度か・・・!?」
「烈司さん!?」
「いくら俺らが上下関係がなかったとはいえ、ケジメぐれーわかんだろう・・・!?なに、舐めた口聞いてやがる・・・・!?」
立ち上がり、怖い顔で円城寺君を怒る烈司さん。
(大変!喧嘩になっちゃう!)
そう思ったので止めた。
「いいんですよ、烈司さん。」
「あん?」
「凛道・・・・!」
ジロッと私を見る二人に、ポーカーフェイスを作りながら笑顔で言った。
「円城寺君、君のメンバー入りを歓迎するよ。これから、よろしくね?」
「凛たん!?」
「いいのか、凛道?」
「獅子島さん。」
驚く烈司さんとは別に、静かな声で問うのは元副総長。
ハードカバーの本を持ったまま、私に聞いてくる。
「今の円城寺は、お前をライバル視してるだけでなく、統率を乱す恐れがある。お前から総長の座を奪うかもしれんぞ。」
「はあ!?なんすかそれ!?大河が、そんなことすると思ってんのかよ!?」
「あくまで可能性だ、高千穂?お前はまだ、凛道の母親気分でいるからマシだが。」
「誰が子持ちだコラ!?産むなら、もっとマシな息子産むわ!」
「大丈夫です、獅子島さん。カンナさんも・・・わかってるから。」
「凛!?」
「なにがわかってるってんだ・・・・!?」
私の言葉に、獅子島さんに、ズバッと言われ、円城寺君が反応する。


