「オメー、仮にも総長だろう?気を抜かずにちゃんとしろよ!?わかったか、凛?」
「はい・・・次もよーく引きつけて、目つぶしを頑張ります。」
「捕まらない方向で頑張ってくれ。じゃあ、俺、閉店後の片づけに呼ばれてるから行くわ。」
「え!?まだ働くんですか、瑞希お兄ちゃん!?」
「社会人だからな。」
寂しい気持ちで聞けば、彼はニコッと笑いながら私の頭をなでる。
「よしよし、そんなツラするな。良い子で待ってろよ、凛?」
「あうう・・・!待ってます、瑞希お兄ちゃん♪」
「おのれ、凛道・・・・!?」
「うははははは!さっきまでの仲良しが、嘘のようやな~!?」
〔★瑞希で結ばれた凛と大河は、瑞希で溝を作った★〕
「爆裂弾も!俺らのこと、まだファンでいてくれてんなら言うこと聞いてくれよー?」
「ファ、ファンって!?当然じゃないですか~瑞希さんっ!!」
「俺も俺も!なぁ、秀!」
「同じっす。真田さん、お気をつけて。」
「あたし、送ってもらわなくてもいいっすけどー?」
「うはははは!代わりにわしが送ったろかー!?」
「いいから、言うこと聞けよオメーら!つーことで、烈司、モニカ、伊織!ガキ共を送ってやってくれ!」
「任せとけ、瑞希。」
「いいわよーん♪」
「仕方あるまい。」
「おい、俺様は!!?」
〔★瑞希は1人、スルーした★〕
「じゃあ頼んだぞ、オメーら!」
「わかってる。瑞希も気をつけろよ?」
「いってらっしゃーい、瑞希お兄ちゃん!」
「みーちゃん、あとでね~」
「仕事もほどほどにしろよ、社会人。」
「コラ!俺様をシカトしてくのかー!!?」
手を振って出ていく彼の後姿を見送る。
しばらくするとガレージの方からエンジン音がした。
(あーあ・・・瑞希お兄ちゃん行っちゃったぁ~)
それで瑞希お兄ちゃんが、本当に行ってしまったのだとわかった。


