彼は高嶺のヤンキー様2(元ヤン)




「オメー、仮にも総長だろう?気を抜かずにちゃんとしろよ!?わかったか、凛?」

「はい・・・次もよーく引きつけて、目つぶしを頑張ります。」

「捕まらない方向で頑張ってくれ。じゃあ、俺、閉店後の片づけに呼ばれてるから行くわ。」

「え!?まだ働くんですか、瑞希お兄ちゃん!?」

「社会人だからな。」




寂しい気持ちで聞けば、彼はニコッと笑いながら私の頭をなでる。




「よしよし、そんなツラするな。良い子で待ってろよ、凛?」

「あうう・・・!待ってます、瑞希お兄ちゃん♪」


「おのれ、凛道・・・・!?」

「うははははは!さっきまでの仲良しが、嘘のようやな~!?」



〔★瑞希で結ばれた凛と大河は、瑞希で溝を作った★〕




「爆裂弾も!俺らのこと、まだファンでいてくれてんなら言うこと聞いてくれよー?」

「ファ、ファンって!?当然じゃないですか~瑞希さんっ!!」

「俺も俺も!なぁ、秀!」

「同じっす。真田さん、お気をつけて。」

「あたし、送ってもらわなくてもいいっすけどー?」

「うはははは!代わりにわしが送ったろかー!?」


「いいから、言うこと聞けよオメーら!つーことで、烈司、モニカ、伊織!ガキ共を送ってやってくれ!」

「任せとけ、瑞希。」

「いいわよーん♪」

「仕方あるまい。」

「おい、俺様は!!?」



〔★瑞希は1人、スルーした★〕




「じゃあ頼んだぞ、オメーら!」


「わかってる。瑞希も気をつけろよ?」

「いってらっしゃーい、瑞希お兄ちゃん!」

「みーちゃん、あとでね~」

「仕事もほどほどにしろよ、社会人。」


「コラ!俺様をシカトしてくのかー!!?」





手を振って出ていく彼の後姿を見送る。

しばらくするとガレージの方からエンジン音がした。




(あーあ・・・瑞希お兄ちゃん行っちゃったぁ~)




それで瑞希お兄ちゃんが、本当に行ってしまったのだとわかった。