彼は高嶺のヤンキー様2(元ヤン)




「相手が素人だからよかっただけの話だ。プロ相手では、そううまくは行かんぞ、凛道?」

「獅子島さん。」

「でも~即座に思いついてぇ、対応できた凛ちゃんはえらいわぁ!ご褒美にチュウしてあげたーい!」

「モニカちゃん。」

「わはははは!オメーは、チュウがしたいだけだろう、スケベ女!気をつけねぇとした入れられるぞ、凛助ぇ~!?」

「百鬼さん。」

「人間だれでも、エロい要素はある。とはいえ・・・凛たん誘拐犯が、族関係者じゃないって言ってたのは、マジなのかな?」


「本当です、烈司さん。」



獅子島さん、モニカちゃん、百鬼の最後に発言した占い師に答える。





「僕が『蛇の目』の名前を出した時、すごく動揺しましたから。」





めずらしく、全員集合で自宅でもある『felicita(フェリチータ)』に帰っていた初代龍星軍メンバー。

と言っても、私が誘拐されたと知ったモニカちゃんが、全員に連絡をして集まったのだ。

予定もあったはずなのに、私のためだけに・・・



(迷惑かけて、申し訳ないことしたな・・・・)



そう思う半面、



(瑞希お兄ちゃんだけじゃなく、みなさんまで私のことを心配してくれて・・・嬉しいな・・・)



優しくされることに飢えていただけに、心にしみていた。

そんな私をよそに、私の返事を聞いた烈司さんが、瑞希お兄ちゃんへと視線を向けながら言う。




「瑞希。」

「わーてる。」




それだけのやり取りだったけど、なにかの合図をしたように見えた。




(もしかして・・・・)


「あの・・・僕の誘拐未遂って、本当に蛇の目でしょうか?」

「フジバラのおっさんもそう言ったんだろう?」

「そうですけど・・・なんか、瑞希お兄ちゃんの今のやり取りを見たら・・・」

「なんだってんだ?」

「田淵も・・・・・絡んでいるのではないかと思いまして。」



(いくら、蛇の目が私を狙ってるとは言え、そんな大金を簡単に用意できる?)



私なりに考えた上での答え。