彼は高嶺のヤンキー様2(元ヤン)




怒るヤンキーを気にすることなく、のん気な関西人は言う。



「ええやんかー!?えんなんとか君はオニおこプンプン!やし~しょう君は冷静で静かやけど、おもろくない小さな存在やしな~」

「誰がプンプンだ!俺は円城寺!妙なあだ名つけんじゃねぇぞ!?」

「あと、俺の名前は秀一だ!小じゃねぇ!大だ!」

「秀、テメー!俺への嫌味か!?身長あるからって調子乗るなよ!?」

「あ?八つ当たりすんなよ!カンナのことになると、暴走しすぎだぞ!?」

「ばっ!ダチとして心配してるだけで~!」

「うははははは!」

「てか、本当になんなんだグラサーン!?」

「うははははは!」



(カオスだ・・・・)




よくわからない言い争いをする男子に、私もだけどカンナさんも呆れる。

いろいろ言いたいことはあったけど、ツッコミを入れてる場合じゃない。






ファンファンファン!!





私達の方へと、サイレンがどんどん迫ってきてくる。

だから、その場の空気を換えるために言った。




「わかった!わかりました!みなさんの意見はわかりましたよ!」


「凛!?」

「凛道!?」

「話は後にしましょう!するべきことは他にあります!」

「うはははは~どないするんやー?」




全員の視線とヤマトの質問を受け、自分の単車の後ろに腰かけながら言った。





「話は、警察から逃げてから!瑞希お兄ちゃんの家で、白黒つけようじゃないねぇか!?」





ビシッ!と総長らしく、きっちりと言った。




(決まった!)




それで全員黙るが――――――――





「自分それ、単に瑞希お兄ちゃんに会いたいだけちゃうんか?」

「「「「あ!?そういうことか!?」」」」

「って、そうじゃない!言われてみれば、そうだけど!!」





静寂はおとずれなかった。

関西人のツッコミを否定できないどころか、そういう考えもあったと気づく始末。



〔★凛の人柄がわかる一言だ★〕