彼は高嶺のヤンキー様2(元ヤン)




「うははは!任せときぃ~!」



私の救援要請に、グッと親指を立てながらヤマトは答えてくれた。



「うはははは!わしの見てるところではなんもないけど、わしの見てへんところは知らへんなー!」

「てことは、俺らの見てないところで口説いたかぁァァァ!?」

「なんでそーなるの!!?」



〔★問題が悪化した★〕




真っ赤な顔で怒る悠斗君にどうしようかと思う。

しかし、それはすぐに収まった。



「いい加減にしろ、悠斗!」

「カンナ!?」

「あたしが凛に口説かれたこと、悠斗と秀には悪いと思ってる・・・」

「カンナさん!?」



真面目に語るカンナさんに、悠斗君の顔が青くなる。




「マ、マジかよカンナ!?そ、それじゃあ、凛道のこと~!?」




その原因を聞く前に、カンナさんが言った。



「そういうわけだから、凛にここまで頼まれちゃ・・・龍星軍に入ってやるしかないだろう?」

「へ?」

「ほっとけないから、口説き落とされてやんだ。悪く思うなよ。」

「って、そっちの口説く!?」


(そっちって・・・??)



〔★口説くの意味が違ったらしい★〕




なにやら、変な勘違いが起きていたのだと察する。



「あのーなんだと思ったんですか、悠斗君??」

「う、うるせぇよ凛道!!」



確認を込めて聞けば、青かった顔を赤くしながら答える悠斗君。

気にはなったけど、顔色がよくなったのでこれ以上はやめておこうと思った。




「うはははは!ほな、話がまとまったところで~わし、秀君の後ろに乗るわー!静かなのも、怒りっぽいのも、カンベンやからな~」

「って、グラサン!?テメー勝手に乗り込むなよ!?」




それまで腕組みしてみていたヤマトが、悠斗君の単車の後ろへと腰を下ろす。



〔★無許可で乗車した★〕