彼は高嶺のヤンキー様2(元ヤン)




「ご、誤解ですよ、秀君、悠斗君!僕は、カンナさんとはなにも・・・・」

「なにもないって言うのかよ?ぶっちゃけ、なんかあったとしか思えないぞ?なぁ、悠斗?」

「そうだぞ!なんでカンナがそんなこと言うんだよ!?つーか、いつまでカンナと手を握ってんだ凛道蓮!?」

「あ、ごめんね!離しますから!」



にらまれ、指を刺され、急いで手を離す。

これにカンナさんは眉をひそめたけど、今はそれどころじゃない。



「離すのが遅ぇーんだよ!カンナとベタベタしやがって!」

「ゆ、悠斗君、僕はそんなつもりは・・・!」

「ああ!?俺に対しても、馴れ馴れしいんだよ!女々しい言い方してんじゃねぇ!」

「やめろ、悠斗!凛に悪気はねぇーんだぞ!?」

「かばうのかよ、カンナ!俺は凛道と話してんだ!黙ってろよ!」



爆裂弾の、悠斗君の怒りが収まらない。

秀君はムスッとしているが、さっきよりはマシだ。

真っ先に怒りそうな円城寺君に関しては、さっきから不気味なぐらい静か。



(もしかしたら円城寺君・・・こうなるのがわかってた・・・?)



そうとしか思えない、達観(たっかん)した表情。

だからといって、私を見る目は友好的ではない。



〔★敵視しかされていない★〕




「カンナさん、もういいよ。」

「凛!?」




怒る悠斗君と口論してていたカンナさんを止める。

敵意も悪意もないことを伝えるために、両手を胸の前で上げながら言った。



「悠斗君、他のみんなも!僕とカンナさんは本当に何もありません!」

「はあ!?信用できるかよ!証拠は!?」

「証拠は―――・・・・あ、そうだ!ヤマトも見てたよね!?」




第三者がいたことを思い出す。




「うはははは!呼んだかのぉ~?」

「呼んだ!緊急要請しました!僕はカンナさんに、やましいことしてないって説明してください!」



〔★争いを起こさないために必死だ★〕