彼は高嶺のヤンキー様2(元ヤン)




「ちょ、カンナ!?なんで凛道のバイクに乗るんだよ!?」

「本人に返せよ。オメーは、悠斗のケツにでも乗ってやれば~」


「うるせぇよ!」



悠斗君と秀君にそう言うと、ソッポを向きながら彼女は言う。



「『頭』守って運転すんのが、仲間の務めだろう?」

「「はあ?」」

「どういう意味だ、カンナ?」



声を合わせる2人とは別に、円城寺君が低い声で聞く。

これにカンナさんは、真面目な顔で言った。




「悪いけどあたし・・・・龍星軍するから。」

「「「はああ!?」」」

「え?」

「うはははは!」




カンナさんの返事に、円城寺君の表情も変わる。

悠斗君も秀君も、戸惑った様子でカンナさんに声をかける。



「冗談だろう!?カンナぁ!?」

「マジで、龍星軍に・・・!?」

「そうだよ。」



気まずそうな視線を、一度私に向けてから言った。



「仕方ないだろう?こいつのお守りできるの、あたししかいなさそうだもん。」

「お守りって、カンナさん・・・」

「まぁ、あたしがお前を守ってやる!そういうわけだから、そのつもりでいろよ、凛。」

「カンナさん・・・!」



照れながら言う彼女の言葉を、必死で解読する。



「つまり、友達として、龍星軍を支えてくれるってことですか・・・?」

「そ、そんなとこだな!フン!」

「カンナさん!」



友達からの申し出に嬉しくなる。

握り合っていた手の力も強くなる。

それでカンナさんが私を見る。

恥ずかしそうにしてる彼女に、嬉しい気持ちでお礼を言おうとしたんだけど・・・



「なんでそうなるんだ、カンナ・・・!?」

「俺らが来るまでなにがあった!?凛道、カンナをたぶらかしやがったのか!?」



円城寺君以外の爆裂弾男子から不満が上がる。

それで自分のよくない状況を知る。




(ヤバい!私悪者になりかけてる・・・!)



身に覚えのない罪状に、慌てて彼らを見ながら言った。