彼は高嶺のヤンキー様2(元ヤン)




「カンナさん・・・それじゃあ!?」

「あーあ!大河達になんていうかなぁ~どうせまた、二股女とか言いやがるかねー?」

「そんなことない!そんなことないよ!カンナさんは、筋の一本通った『男前』だよ!」

「『女前』って言え、バカ。よろしくな、総長?」




そう言って、彼女は手を差し出す。

それに私は、泣きたいような嬉しい気持ちで握る。




「僕こそ!いや、俺こそ、よろしくお願いします!高千穂カンナさん!」

「ばか!声でかいんだよ、恥ずいし・・・」

「よ、よかった!僕、カンナさんに嫌われて、もう友達じゃなくなったって・・・!」

「はあ!?そこまで考えてたのか!?」

「だって、僕カンナさんのこと好きだから、嫌われるのは嫌だから・・・!」

「すっ!?だ、だからー!そういうこと、平気で言うオメーが心配なんだよっ!」

「痛!?」




赤い顔で私の頭を叩く。

でも、手は握ったまま。

それが、今は嬉しい。





バオーン、バオーン!



「カンナ!!」





そんな私達の元へ、数台のバイクが到着する。




「おせーよ、オメーら!」

「あれ!?円城寺君に、悠斗君に、秀君!?なんで!?」

「うはははは!拉致現場目撃して、野次馬に来よったんでー!」


「誰が野次馬だ!助けに来てやったんだろう!?」



私のバイクの後ろに乗ったまま言うヤマトに、円城寺君が怒鳴る。



「なんだよ、こりゃあ!?事故ったのか!?」

「知るかよ。追っかけてたら、急に蛇行し始めて勝手にぶつかって止まったんだよ!」

「うはははは!おかげで、凛も助け出せたんやでー!」

「勝手にって・・・凛道が乗ってるのにか?オイオイ・・・凛道。」



カンナさんとヤマトの発言を受け、疑い深げに円城寺君が聞いてきた。



「なにがあったんだ、凛道?オメーのことだ・・・どうせ、ロクでもないことしたんだろう!?」

「ロクでもないってそんな、ちょっと触っただけですよ。」



相変わらず怒りっぽいと思いつつ、答えを言った。






「止まってもらおうと思って、運転手さんに目隠ししただけです。」

「「「「危ねぇーな、オイ!!?」」」」

「うはははは!」



〔★爆裂弾から総ツッコミが起きた★〕