彼は高嶺のヤンキー様2(元ヤン)




「女、どけ!凛道助けて、大怪我したのか!?」

「テメーがすでに大怪我じゃねぇか!?さらに出血したくなきゃ、消えろ!」

「テメー凛道の女か!?だったら、体で詫び料払え!!」


「カンナさん危ない!」




そう言いながら、両手を上げてカンナさんへ飛びかかって来た。





(危ない!彼女を助けな―――――――)



「あほぅ。」





そんな声が聞こえた。

カンナさんは、滑るように単車から降りると、相手の足を払った。



スパーン!




「うお!?」





それでよろけて、傾く相手。





「おーらよっ!!」





その顔めがけて回し蹴りをした。






ゴキッ!


「あ、ぐっ――――――――――――!?」



ドサッ!





蹴った相手は、思いっきり地面に叩きつけられる。






「うっうっ・・・」

「誰が凛の女だ!?詫び料だぁ~!?」



ダン!



「うあ!?」





メンチを切りながら言うと、意識のある相手の頭を踏みつけるカンナさん。





「こっちがテメーらから、凛道蓮連れ去りの慰謝料もらうのスジだろうが!?」

「うぐぐ・・・」

「何のつもりか知らねぇーが、次に凛をさらおうとしたらこのあたしが許さねぇ!爆裂弾メンバーにして――――――――――凛道蓮のお守り役!龍星軍4代目メンバーの高千穂カンナがなっ!?」




(え!?)



龍星軍4代目メンバー?





「カンナさん・・・!?」

「なっ!?オメーがあの爆裂弾の、え!?龍星軍って!?」

「うるせぇ!もう死ねっ!」





そう言った彼女の足が上がり、ドスッ!と音を立てながら敵のみぞおちを踏んだ。




「げう!?」

「永眠しやがれ、ボケ!!」






それで相手は、ピクピクと痙攣(けいれん)して動かなくなった。