彼は高嶺のヤンキー様2(元ヤン)




男達の証言により、いきなり車に押し込まれた理由はわかった。

黒幕も確認できた。


あとは――――――



(逃げるだけ。)




「もういい!お前、目的地につくまで黙ってろ!!」




そう言われた瞬間、私の首の包丁が肌から離れた。




(今だ!!)




助かるなら、今しかない!

ここで行動しなきゃダメ!

だから、両手を素早く動かした。





「えい。」



「ぎゃっ!?」

「「「「「「えっ!?」」」」」」




私の行動に、全員が驚く。




「ぎゃー!?やめろ!なにしてる!?」





特に約一名。

大慌てとなる。

だから答えてあげた。






「はい♪目隠しです。」

「「「「「「ぎゃああああああああああああああ!!?」」」」」」





〔★凛のスマイル発動、敵は悲鳴を上げた★〕




そう。

車内で戦闘しても、取り押さえられるのはわかってる。

どうせ、同じ怪我するなら、助かる確率を選択した方がいい。



〔★命にかかわる怪我になる★〕




(やるからには、徹底的に!1人でも多く道連れにするのが龍星軍の教えよ!)

「ということで、目隠しでーす。」



「どういうこだよ!?」

「やめろやめろ!手を離せ!」





それで、ポカーンとしていた他の人も動き出す。

やっと正気に戻った敵達が、慌てながら私を引きはがそうとする。

それで、可哀想だと思ったけど私も動いた。




「えい。」

プス!


「ぎゃー!?めがー!!」



キッキッキッ!!




中指で、運転手の片目に手を入れた。



〔★凛のワンプッシュ、眼球にダメージを与えた★〕





「「「「「「「うっ・・・・あああああああああああ!?」」」」」」



指一本動かしただけで、車は激しく揺れる。




「やめろ、とめろ!うわ!包丁が!」



目隠しのかいがあって、刃物は私から離れる。




「ぎゃあ!?刺さった!いてぇ~!」

「うわ!?ごめんマサオ――――!」

「むちゃくちゃだぞ!」




ただ、他の人に刺さると思ってなかった。



〔★運転手以外にも被害が出ている★〕