彼は高嶺のヤンキー様2(元ヤン)



別に、円城寺君は間違ったことは言ってない。

私だって、口にバンダナを巻いて、その下からご飯を食べている人がいたら気になる。

親しかったら、注意する。

でも、瑞希お兄ちゃんは、お兄ちゃん達はそれをしない。

むしろ、この状態を許してくれている。



(もしかして・・・)



私は私で、ある考えがよぎる。




(私が・・・・自分の顔が嫌だって話を信じて、かばってくれてる・・・?)




―顔は・・・見せたくないんです。本当に嫌なので、マスクを、バンダナを取らないでください・・・!―



(あの言葉を信じて?)



私が、顔にトラウマを持ってるっと言ったことを信じて、好きにさせてくれている・・・?



―顔・・・・さらしちゃうと、周りにいる奴らを殺したくなるんです。―



(・・・・うん。なんか中二病的なことも言っちゃってたわ。)



そっちも信じられてるのかな・・・




〔★良くも悪くも言っている★〕






「凛はそれでいいんだよ。オメーらもこれ以上言うな。」






怒鳴ったわけでも、怒ったわけでもない。

普通の声で言ったのに、とても怖い声に聞こえた。

思わず、食べていた手を止めて瑞希お兄ちゃんを見る。

彼はサラダを口にしていた。

私と目が合うと、その中からプチトマトをつまみ上げる。



「ほら。」

「え?」



プチトマトを持った瑞希お兄ちゃんの手が私へのびる。




「ちょ、お兄ちゃん!?」


「瑞希さん!?」





その手はバンダナの下を通って、私の口元にぶつかる。





「野菜も食え。大きくなれねーぞ?」

「お・・・・!?」


大きくなれない!?




(どちらかといえば、トマトは美肌効果であって、骨に関係はないのでは!?)




〔★細かい考えだった★〕