彼は高嶺のヤンキー様2(元ヤン)




いつものロッカーで着替えて、凛道蓮に変身する。





「よし、準備OK!」





手鏡で、ウルフヘアーを見ながらウィンクする。

学校を早退した私の手荷物は軽かった。

なぜなら、余計な荷物を減らすため、一度家に帰っていたから。

今日、お母さんは残業で遅いし、お父さんは会社に泊まり込みで仕事するみたい。






(おかげで、私はゴールデンタイムをスタートできる!)




ウキウキ気分で、あたりの様子をうかがいながら移動する。

口元にマスクをして、私服である七分袖の服を触りながら思う。




(熱いな~こっちも衣替えで半袖にした方が良いかな?そうなったら、変な日焼けの後を作らないように、今まで以上に日焼け止めつけなきゃ・・・!)



特に顔!


塗るのが足らないと、くっきり分かれてしまう。



〔★失敗すると二色になる★〕




凛道蓮への変身を完了すると、私は急いで向かった。




「待ってね~瑞希お兄ちゃん!!」



あ、間違えた。

凛道蓮になる=瑞希お兄ちゃんに会えるということで、ついつい気持ちが緩んで間違えちゃった!



〔★これで2度目だ★〕




今日の私は、瑞希お兄ちゃんに会いに行くのではなく~!



(まずは、お店に置いてる私のバイクよ!)



それを先に取りに行かないと!

え?なんでかって?

だって、どうせ行くなら、バイクの方が早いじゃない!?



(ヤマトに頼んだとはいえ、カンナさんを待たせちゃダメ!悪いもん!)



こういう時こそ、レディーファーストだよね。



〔★凛もレディーファーストを受けられる側だ★〕