彼は高嶺のヤンキー様2(元ヤン)




「そんなに前から・・・私に目をつけてたんだ・・・・」

「せやせや!ずっと見守ってたねん!」



〔★おたがいの見方は違った★〕



(ありえない!可児君助ける時点で、凛道蓮と菅原凛が同一人物ってバレてたってことよね!?)



関西男子の告白を受け、色々考える私。

これに相手は、変わらぬマイペースで言った。




「それで?どないするねん?」


「え?どないって・・・」

(こいつと、友達なるってこと・・・?)



どうなんだろう・・・




迫られて、返事に困れば、相手も困ったように言ってきた。





「なに難しい顔してんねん。いじめ問題、どうにかした方がええやろう?」

「え!?そっち?」



〔★思っていたことと違った★〕




「そっちもこっちも、あるかいな!よー知らへんが、お嬢様でヤンキーなんやろう?フチフチさん!?」

「渕上さんだよ。どうと言われても・・・」

「なんや、生活指導室に来いって言われとったが、行くだけ行くかー?」

「そこまで聞いてたの!?」

「そりゃあ目立ってたからなぁー?まっ、そのおかげで、三年のアホ共撃退できたわけやし?」

「それはそうだけど~・・・行かなきゃダメだとは、思う。」



思うけど。




(行きたくない・・・!)



無意味に怒られるのが、わかっているから。

私を信じてくれないと、わかってはいるけど。





「相手は教師・・・敵に回すと面倒だから。」

「せやな。ほな、元気出して行ってき!帰りに、アイスでもおごったるから。」

「え!?いいよ!おごるのもだけど・・・1人で帰ります・・・」

「なんや?菅原凛姿でツーショットはあかんのか?せっかく、東山高へ寄ろう思っとったんやけどなー」


「え?東山高校?」





思わず聞き返せば、頭をかきながら関西人が言う。



「せやねん!自分、カンコちゃんと喧嘩になったやん?怒った理由、聞きに行った方がええ思ってのぉ~」

「カンナさんだよ、カンナ。確かに、聞きに行かなきゃいけないことだけど・・・」

「せやろう?どうせ、生活指導室で説教たれるだけやん、あのおばはん教師?」

「井谷先生のこと?」

「ほかにあるかいなー?あれ、どう見てもフチフチさんから賄賂もろうてるでぇ~!いくらつかまされて、言いなりになっとんやろ~!?」

「だから、名前は渕上だよ。やっぱり・・・・井谷先生は・・・・」


(もう、私のことは信じでくれない・・・・?)




針の先ほどにも残っていた良い意味での可能性を。




「あかん!」

「ヤ、ヤマト、君・・・?」

「信用したら、あかん!」




キッパリと否定してくれた。





「凛、あの先生は敵や!」

「・・・・ヤマト・・・・・・・」





目の前の関西人が、見事に玉砕してくれた。