「あ!?もしかして〜・・・凛道蓮を内緒にしとんやったら~わしも言わへんで?学校でも、菅原さんってことで、自分が言うように近寄らへんから。目立たんところで、仲良くしてくっちゅー感じで~それなら、ええやろう?」
「・・・・なんで・・・?」
なんで、君は。
「なんで・・・私にそんなことを言うの・・・?」
「なんでって、可児君と同じや。惚れたんや!」
「え?」
(惚れた?)
またわけのわからないことを言う相手。
ポカーンとして固まれば、得意気に関西男子は語る。
「漢が漢に惚れるとは、よーゆうたわ!せやから、友達になりたい思うたねん!」
「・・・ごじゅうあらし君。」
「うん、学校では、その呼び名にしとこうか!?わしも、学校では『菅原さん』て呼ぶわ。その代わり~凛道蓮の時は『凛』でええやろう?わしのことも、ヤマトでええから!どっちの凛の時でも、『ヤマト』でええで!ほれ、言うてみ~!?」
「ヤ、マト・・・?」
「うはははは!なんや、凛?」
すすめられるがまま言えば、ニコッと笑顔で返された。
その表情を見た瞬間、気が抜けた。
緊張の糸のようなものが、切れたような気もした。
(ダメだよ・・・・!)
信用しちゃダメ。
それでさっきも騙された。
だから、簡単に信じちゃダメだと思うけど・・・・
「・・・・いつから、『僕』の正体に気づいてたんだ?」
「ほれ、自分が辞書か辞典か借りにか貸しにか、わしのクラスの側まで来たやん?あん時、うちのクラスのもんが、菅原さんを突き飛ばしていくのを見かけてのぉ~」
「え!?あの時?」
「せやねん。大丈夫かー?て声かけたけど、なんも言わへんから、おかしいなぁ~?思うてな。それから観察しとったんや。」
「監視してたの!?」
「観察やって。」
〔★意味は同じだ★〕


