彼は高嶺のヤンキー様2(元ヤン)




「あ!?もしかして〜・・・凛道蓮を内緒にしとんやったら~わしも言わへんで?学校でも、菅原さんってことで、自分が言うように近寄らへんから。目立たんところで、仲良くしてくっちゅー感じで~それなら、ええやろう?」

「・・・・なんで・・・?」



なんで、君は。



「なんで・・・私にそんなことを言うの・・・?」

「なんでって、可児君と同じや。惚れたんや!」


「え?」

(惚れた?)




またわけのわからないことを言う相手。

ポカーンとして固まれば、得意気に関西男子は語る。





「漢が漢に惚れるとは、よーゆうたわ!せやから、友達になりたい思うたねん!」

「・・・ごじゅうあらし君。」

「うん、学校では、その呼び名にしとこうか!?わしも、学校では『菅原さん』て呼ぶわ。その代わり~凛道蓮の時は『凛』でええやろう?わしのことも、ヤマトでええから!どっちの凛の時でも、『ヤマト』でええで!ほれ、言うてみ~!?」

「ヤ、マト・・・?」

「うはははは!なんや、凛?」




すすめられるがまま言えば、ニコッと笑顔で返された。

その表情を見た瞬間、気が抜けた。

緊張の糸のようなものが、切れたような気もした。





(ダメだよ・・・・!)




信用しちゃダメ。

それでさっきも騙された。

だから、簡単に信じちゃダメだと思うけど・・・・






「・・・・いつから、『僕』の正体に気づいてたんだ?」

「ほれ、自分が辞書か辞典か借りにか貸しにか、わしのクラスの側まで来たやん?あん時、うちのクラスのもんが、菅原さんを突き飛ばしていくのを見かけてのぉ~」

「え!?あの時?」

「せやねん。大丈夫かー?て声かけたけど、なんも言わへんから、おかしいなぁ~?思うてな。それから観察しとったんや。」

「監視してたの!?」

「観察やって。」




〔★意味は同じだ★〕