彼は高嶺のヤンキー様2(元ヤン)




「大丈夫だよ、カンナさん。小さくしてから口に運んでるから。」

「汚れるだろう!?」

「だから、小さくして口に入れるから。」

「だっから、取れってんだよ!!顔の布!」

「布じゃなくて、瑞希お兄ちゃんからもらったバンダナだよ~!元は、烈司さんが瑞希お兄ちゃんからもらった贈り物を、僕に譲ってくださったんだけどね♪」

「なんか複雑な歴史があるな、オイ!?」

「つーか、いちいち瑞希さん自慢してんじゃねぇーぞ!?」



ツッコむカンナさんと怒る円城寺君。



「つーか、瑞希さんはこれでいいんすか!?」



怒った円城寺君が、私から瑞希お兄ちゃんへと視線を移す。



「なにが?」

「なにがって、行儀悪いでしょう!?顔隠したまま飯食うとか!?」

「別に、いいいだろう。」



円城寺君の言葉に、少しだけ瑞希お兄ちゃんの笑顔が消える。

声も、少しだけ真面目な音程に代わる。



「凛がそうしたいなら俺は良い。」

「なっ・・・ちゃんと教育するんじゃなかったんすか・・・!?」



かすかな変化に気づいて、円城寺君も慎重になる。

そんな円城寺君に気にすることなく瑞希お兄ちゃんは言った。




「『教える』のと『押し付け』んのは違うんだよ。凛はこれでいいんだ。」

「け、けど!」

「やめろって、大河。凛たん、ちゃんとご飯食べれてるぜ?問題ねぇーよ。」

「そうね~凛ちゃん、まるでリスさんみたいで可愛い!うふふふ♪」

「器用に食べれることだ。」

「わはははははは!」


「っ・・・!」




瑞希お兄ちゃん以後、4連発のOK発言に、円城寺君が言葉を失う。