「大丈夫だよ、カンナさん。小さくしてから口に運んでるから。」
「汚れるだろう!?」
「だから、小さくして口に入れるから。」
「だっから、取れってんだよ!!顔の布!」
「布じゃなくて、瑞希お兄ちゃんからもらったバンダナだよ~!元は、烈司さんが瑞希お兄ちゃんからもらった贈り物を、僕に譲ってくださったんだけどね♪」
「なんか複雑な歴史があるな、オイ!?」
「つーか、いちいち瑞希さん自慢してんじゃねぇーぞ!?」
ツッコむカンナさんと怒る円城寺君。
「つーか、瑞希さんはこれでいいんすか!?」
怒った円城寺君が、私から瑞希お兄ちゃんへと視線を移す。
「なにが?」
「なにがって、行儀悪いでしょう!?顔隠したまま飯食うとか!?」
「別に、いいいだろう。」
円城寺君の言葉に、少しだけ瑞希お兄ちゃんの笑顔が消える。
声も、少しだけ真面目な音程に代わる。
「凛がそうしたいなら俺は良い。」
「なっ・・・ちゃんと教育するんじゃなかったんすか・・・!?」
かすかな変化に気づいて、円城寺君も慎重になる。
そんな円城寺君に気にすることなく瑞希お兄ちゃんは言った。
「『教える』のと『押し付け』んのは違うんだよ。凛はこれでいいんだ。」
「け、けど!」
「やめろって、大河。凛たん、ちゃんとご飯食べれてるぜ?問題ねぇーよ。」
「そうね~凛ちゃん、まるでリスさんみたいで可愛い!うふふふ♪」
「器用に食べれることだ。」
「わはははははは!」
「っ・・・!」
瑞希お兄ちゃん以後、4連発のOK発言に、円城寺君が言葉を失う。


