彼は高嶺のヤンキー様2(元ヤン)




「なんで、そうなるねん!?なんや、秘密だったんか〜?そりゃあ、えらいすまんことしたのー?」

「謝罪は良いから、要求を言え。お前、俺の何がほしい・・・!?」

「うははは!なんや、急に息苦しゅうなってきたな~」



相手が話をはぐらかさないように、その胸ぐらをつかみながら聞く。



〔★世間では脅しと言う★〕




「さあ言え!なにが望みだ!?ほしいんだ!?」

「何がほしいて、自分が何持っとるか、わし知らへんし。」

「宿題か!?宿題を代わりにしろと言うのか・・・!?」

「字でバレるやん?いや、うつせばええから〜わしが考えん分、楽っちゅーことか?」

「俺の秘密を握って、何をしようと言うんだ・・・!?」




なにかある!

なにかあるに決まってる!

そうじゃなきゃ、私なんか助けるもんか!



〔★凛は人間不信になっていた★〕




メンチを切りながら問い続ける私に、んー!と言いながら関西人はつぶやく。





「そやな何してほしいとか、すぐに思いつかへんわ!友達にはなってもろうとるしなぁ!」


「え?」

(友達になってる・・・!?)


「私と・・・ごじゅうあらし君が?」

「ヤマトでええって、前から言うてるやん?『友達』、ちゃうんか?」





聞き返す私に、小首をかしげながら答える関西男子。



「わし、自分が凛道蓮しとる時から、友達になれたって思うとったんやけど?」

「ええ!?そうだったの!?」

「なんや、違ったんかいな!?あーあ、わしの勘違いかー?」



私の返事に、目に見える反応でがっくりする関西男子。



「越してきたばーで、友達できひんかったのが、よーやっとって思うとったのに・・・違ったんか?」

「あ、いや、その・・・」

「まぁしゃーないか!関西と関東じゃ、ニュアンスが違うっちゅーことであ、そうや!それでええやん!」



落ち込んでいたと思ったら、笑顔でポン!と手を叩きながら彼は言った。





「ほな、わしと友達になってや!凛道蓮だけやのうて、菅原凛としても!」

「え!?す、菅原凛の時もって・・・!?」

「せやせや、それがええわ!なんや、自分とは縁もあるしのどうや?」




そう言って笑うと、手を差し出す関西人。






「わしも、自分に無理強いはせーへんで?なんや、これやと、昨日の坊さんと自分みたいやけど、わしの場合は友達になれたらおもろそうやってのがあってのぉ」

「おもろいって・・・」





そう言われてダブった。


私が可児君に言った時と、関西人が私に言ってくる今が重なる。



同じやりとりだと、感じた。