彼は高嶺のヤンキー様2(元ヤン)




3人組の3年生が、嫌な目つきで聞いてくる。




「1年がここで、何してんだよ?」




学校には、いくつかルールがある。

いわゆるカースト制度みたいなもので、1年生は使ってはいけない場所や、通ってはいけないところがある。

気づけば私も、危険地帯に来ていた。

でも、問題はそこじゃない。



「な、なぜ私の名前を知ってるんですか!?」

「お前だろう?ルノアに、嫌がらせしてる女子は?」

「え!?嫌がらせ!?」



ルノア、きっと渕上ルノアのことだろう。

そいつの名前が挙がったところで、ロクでもない事態になっているとわかった。



「とぼけるな!地味女が、アダムに色目使って、るのあがレディースの頭であるのを良いことに、言いがかりつけやがって!」

「ええ!?違います!私が、言いがかりをつけられた側です!」

「うるせぇ!女のくせに、生意気なんだよ!」

「全部綺麗に白状しろよ!なんなら、全裸になって詫びてみるか!」

「あははは!採用~オラ!捕まえるぞ!」


「え!?や、やめてください!」

(冗談じゃない!なんで、裸にされなきゃダメなのよ!?)




怒りと羞恥で、逃げると決める。

後ろへ戻ろうとしたが――――――




「はい、通行止め!」

「あっ!?」




退路を断たれる。

前も見て見るが、やっぱり3年男子にふさがれている。




(どうしよう・・・)


逃げれない!!



「こっちこい、ブスが!」

「俺らのアイドル、るのあちゃんに恥かかせやがって!」

「おしおきしてやんよ!」


「うっ・・・」



ダメだ、逃げられない!


(あと、あの女をアイドルと思う時点で、こいつらダメダメだわ!)



〔★余裕がない割に、ダメ出しはしっかりしている★〕




この3年生達も、渕上ルノアに騙されているのはわかったけど、同情してる場合じゃない。





(逃げれないとなると――――――――――戦うしかない・・・!?)





さっきうっかり、凛道蓮モードになったけど。



(これは・・・立ち向かわないとダメじゃない!?)



だって、そうしないと裸にされるんだよ!?

初めて見せるなら、瑞希お兄ちゃんが良いっての!



〔★勝手に決めてはいけない★〕