良い匂いのする物体を、フォークで刺して、パクッと口に入れた。
「美味しい。」
切り分けてもらったローストビーフは絶品だった。
私の言葉に、作った人が嬉しそうにする。
「ほんとぉ~!?凛ちゃん!?」
「うん、美味しいです!モニカちゃん、料理上手なんですね?」
「おほほほほ!いい子ね、凛ちゃん♪もっとお食べなさい!」
「わぁーい♪」
「よかったな、凛。モニカの飯は美味いからな。ほら、こっちのテリーヌも美味いから食ってみろ。」
「ありがとう、瑞希お兄ちゃん!」
瑞希お兄ちゃんの隣で、美味しいご飯を食べて幸せが増す。
サプライズで用意された私の部屋に、私と瑞希お兄ちゃんとみんなで夕食を取っていた。
モグモグしながら食べれば、チラチラと視線を受ける。
4つの目玉が私を見ていた。
「パンも美味いか、凛?」
「うん♪」
それを気にすることなく、瑞希お兄ちゃんを見つめる。
瑞希お兄ちゃんもお兄ちゃんで、私の食べる様子をニコニコ顔で見ながら言った。
「じゃあ、いっぱい食べろよ~大河もカンナも、遠慮するな。」
「はあ・・・・じゃあ、いただきますが~」
「凛のそれは何なんすか・・・・!?」
「カンナさん、人を指さすのは良くないよ?」
モグモグしながら言えば、カンナさんが顔をひきつらせながら言う。
「じゃあ、言わせてもらうけどよ~!オメーの飯の喰い方は良いのかよっ!?」
そう語るカンナさんは、私の口元に注目していた。
「なんで、口に巻いた布の下から食料を摂取してんだ、オメーは!?」
「あ、そういうことでしたか・・・」
(だから、円城寺君と2人で私を見ていたのね。)
4つの目の正体は、爆裂弾の二人。
上がった疑問に、とりあえず答えた。


