彼は高嶺のヤンキー様2(元ヤン)




あいつらが泣いてる理由はどうでもいい。

気にはなったけど、それ以上に―――――――――



(・・・気分が悪い・・・!)



吐きそう。

胸が痛い。

すごく、嫌な予感がした。



「菅原さん?」

「は、はい・・・」



仕方なく、近くに行く。

とても近い距離で、3人の側に来てしまった。

私が来たところで、井谷先生が言った。




「渕上さん達と先に話をしました。」

「え!?」

(しゃべったの!?こいつらにいじめのことを!?)


そりゃあ、いじめをしきってるボスではあるけどさ!


先生の言葉で、イライラが増す。


こういう場合、いじめられっ子からの情報を、いじめっ子に話すって逆効果なんだよ!?

そのやり方は良くないって、いじめに関する本に書いてあったのに!


そう思った時、香水の香りが強くなった。





「ごめんね、菅原さん!!」

「え!?」





言ったのは、私を人間以下だと、ゴミ扱いしていた渕上るのあ。



「ごめんなさい!飯塚君から、私が勘違いしてるんだって言われて・・・!いじわるして、ものをかくしてごめんなさい!」

「ええ!?」



そう言いながら、頭を下げるクラスの女子のボス。




「な、なんで・・・・!?」



(昨日の放課後、わざわざ襲撃してきたのに、あまりにも変わりすぎじゃない!?)




「あたしらからも!本当にごめんね、菅原さん!」

「許して下さい!ごめんなさい!」

「えええ!?」


戸惑っていれば、難波と鳥海も頭を下げてきた。




(どうなってるの・・・!?)




おかげで、不安が増す。




「菅原さん。」

「は、はい!?」





その様子を見ていた井谷先生が、声をかけてきた。