あいつらが泣いてる理由はどうでもいい。
気にはなったけど、それ以上に―――――――――
(・・・気分が悪い・・・!)
吐きそう。
胸が痛い。
すごく、嫌な予感がした。
「菅原さん?」
「は、はい・・・」
仕方なく、近くに行く。
とても近い距離で、3人の側に来てしまった。
私が来たところで、井谷先生が言った。
「渕上さん達と先に話をしました。」
「え!?」
(しゃべったの!?こいつらにいじめのことを!?)
そりゃあ、いじめをしきってるボスではあるけどさ!
先生の言葉で、イライラが増す。
こういう場合、いじめられっ子からの情報を、いじめっ子に話すって逆効果なんだよ!?
そのやり方は良くないって、いじめに関する本に書いてあったのに!
そう思った時、香水の香りが強くなった。
「ごめんね、菅原さん!!」
「え!?」
言ったのは、私を人間以下だと、ゴミ扱いしていた渕上るのあ。
「ごめんなさい!飯塚君から、私が勘違いしてるんだって言われて・・・!いじわるして、ものをかくしてごめんなさい!」
「ええ!?」
そう言いながら、頭を下げるクラスの女子のボス。
「な、なんで・・・・!?」
(昨日の放課後、わざわざ襲撃してきたのに、あまりにも変わりすぎじゃない!?)
「あたしらからも!本当にごめんね、菅原さん!」
「許して下さい!ごめんなさい!」
「えええ!?」
戸惑っていれば、難波と鳥海も頭を下げてきた。
(どうなってるの・・・!?)
おかげで、不安が増す。
「菅原さん。」
「は、はい!?」
その様子を見ていた井谷先生が、声をかけてきた。


