彼は高嶺のヤンキー様2(元ヤン)




「いたい・・・・」


「やだ~ゴミにモロ当たったし~」

「的が近いといいよねぇ~」

「てか、やりすぎかな?泣いちゃうんじゃない~?」


「っ・・・・!」




(泣くものか!)




悔しくて、投げられたごみを後ろのゴミ箱に入れる。

放っておいてもよかったら、そうすれば、私の周りをゴミだらけにされる。

だから、何も知らない教師達は私に言うのだ。




「菅原、全部君の周りのゴミは片付けなさい。」

「先生、私じゃないです。」

「だったら、誰が君の机の周りを、お菓子の殻袋だらけにするんだ?」

「そうだよ、菅原さん~本に夢中で、周りに投げてたじゃない?」

「な!?嘘を言わないで、渕上さん!」

「嘘つきはお前だろう!?先生、俺らみてましたー!」

「俺も俺も!」

「私もです。菅原さん、渕上さんのせいにしてます。」

「なっ・・・・!?」

「決まりだな菅原?いい加減にしないと、内申点にも響くからな。」

「っ・・・!!」


(違うのに・・・・!)



と、いう感じなんです。


群れを成したいじめっ子たちの前では、私1人の意見は信じてもらえなかった。

先生は、渕上達を信じるばかりで、私には教室を汚すなと怒るだけ。

誤解を解こうとしたけど、こんな調子なので無理。




ここには、私の味方は誰もいない。




(だから、信じられるのは私だけ。)





私の身は、私が守るしかない・・・・








「自分で片づけてやんの、バーカ!」

「マジ、清掃かかりジャンか?掃除のおばさーん!」

「おばさんはかわいそうだろう~?地味おばさんじゃねー?」

「ひゃははははは!」



投げつけられたゴミを捨てたら、ひどい言葉が浴びせられる。

続くように爆笑が起きて、さらに悔しくなる。