彼は高嶺のヤンキー様2(元ヤン)






「つーことだよ、凛!まぁこれはよぉ~」




全員の意見をまとめるように、瑞希お兄ちゃんがその答えを言ってくれた。






「俺らから凛への『無償の愛』ってことだ!」

(愛・・・?)





それも、無償の愛って・・・




「わかったな?」

「は、はい・・・!」



近づいてきた顔に、思わずうなずく。

瑞希お兄ちゃんが言うには、みんなが私へしてくれたことは、無償の愛であって、お金なんていらない。

見返りもいらない、そう言ってるみたい。



「・・・いいんですか?」




ただでなにかしてもらえるって、初めて。

それに甘えちゃっていいの?



「凛もしつこいな~甘えればいいって言ってんだ。凛は俺らの後輩だし、放っとけねぇーぐれー可愛いからよぉ?」

「瑞希お兄ちゃん・・・」

「遠慮しないで、いい加減観念して受け取れ!お兄ちゃんを愛を?」

「わかりました・・・・!」




ニヤリとした顔で言われ、今度は力強くうなずいた。




瑞希お兄ちゃんの気も、お気遣い。

よーく、わかりましたとも!

そこまでおっしゃって下さるならば、頂かないわけにはいきません!



(瑞希お兄ちゃんからの愛ならば、受け止めなくては!!)



〔★その他4人のことが、抜けている★〕




「ありがとうございます!恩返しになるように僕、せいいっぱい、お店のお手伝いとかしますから!」



フワフワ気分で宣言すれば、近くにいた少年が怒鳴った。




「まったくだぜ!!完全にっ!至れり尽くせりだぞっ!こき使って下さいよ、瑞希さん!!?」


「あははははは!そうだな~凛の接客は完ぺきだからな~」

「ぐうおお!?そう言って、また凛道を褒めるんすか!?」

「あらん、凛ちゃんは良いとこしかないわよ~?」

「凛たんサイコー」

「円城寺もご苦労なことだ。」

「わははははははは!」


「よかったな、凛?すっげー愛されてんじゃん~?」

「う、うん!」





カンナさんの言葉に顔が熱くなる。

改めて、大事にしてもらえてるのだと自覚して、嬉しいような恥ずかしいような気持になる。

なんと言えばいいかわからず、うつむいていれば、声をかけられた。