「つーことだよ、凛!まぁこれはよぉ~」
全員の意見をまとめるように、瑞希お兄ちゃんがその答えを言ってくれた。
「俺らから凛への『無償の愛』ってことだ!」
(愛・・・?)
それも、無償の愛って・・・
「わかったな?」
「は、はい・・・!」
近づいてきた顔に、思わずうなずく。
瑞希お兄ちゃんが言うには、みんなが私へしてくれたことは、無償の愛であって、お金なんていらない。
見返りもいらない、そう言ってるみたい。
「・・・いいんですか?」
ただでなにかしてもらえるって、初めて。
それに甘えちゃっていいの?
「凛もしつこいな~甘えればいいって言ってんだ。凛は俺らの後輩だし、放っとけねぇーぐれー可愛いからよぉ?」
「瑞希お兄ちゃん・・・」
「遠慮しないで、いい加減観念して受け取れ!お兄ちゃんを愛を?」
「わかりました・・・・!」
ニヤリとした顔で言われ、今度は力強くうなずいた。
瑞希お兄ちゃんの気も、お気遣い。
よーく、わかりましたとも!
そこまでおっしゃって下さるならば、頂かないわけにはいきません!
(瑞希お兄ちゃんからの愛ならば、受け止めなくては!!)
〔★その他4人のことが、抜けている★〕
「ありがとうございます!恩返しになるように僕、せいいっぱい、お店のお手伝いとかしますから!」
フワフワ気分で宣言すれば、近くにいた少年が怒鳴った。
「まったくだぜ!!完全にっ!至れり尽くせりだぞっ!こき使って下さいよ、瑞希さん!!?」
「あははははは!そうだな~凛の接客は完ぺきだからな~」
「ぐうおお!?そう言って、また凛道を褒めるんすか!?」
「あらん、凛ちゃんは良いとこしかないわよ~?」
「凛たんサイコー」
「円城寺もご苦労なことだ。」
「わははははははは!」
「よかったな、凛?すっげー愛されてんじゃん~?」
「う、うん!」
カンナさんの言葉に顔が熱くなる。
改めて、大事にしてもらえてるのだと自覚して、嬉しいような恥ずかしいような気持になる。
なんと言えばいいかわからず、うつむいていれば、声をかけられた。


