〈おい、凛!?今の声と音はなんだ!?平気か!?〉
「平気です~季節外れのスポーツです。」
バン!グシャッ!
私の会話に、鈍い音が加わる。
〈全然スポーツらしい音じゃないだろう!?〉
「気のせいですよぉ~僕を信じて、瑞希お兄ちゃんー♪」
〈うっ・・・凛がそう言うならそうしてやっけど・・・・・〉
(だから瑞希お兄ちゃん好き♪)
〔★凛は猫撫で声で誤魔化した★〕
話がまとまった時、私を乗せた人間ボードはゴールへとたどり着いていた。
ゴトゴトゴト!
「だっ!?だ!?いだだだ――――――あう!?」
ゴーン!
私が騙しておびき寄せた相手は、階段の終着点で壁に激突。
上手い具合に、気を失ってくれた。
「いっちょ、あがり。」
「おーい!?無茶すんなよ!」
そんな私へ、ドタドタと、パンツ一枚のハゲ君が駆け下りてくる。
「なんてことしてんだ、お前!?顔と行動があってないぞ!?」
「いいから、急いで!」
「へ?」
注意してくる相手に、伸びた相手の服を引っ張りながら伝える。
「この人の服を着て下さい!早く!」
「なっ・・・!?それでお前、こいつを落としたのか!?」
「そういうことです!さあ、早く着て下さい!それとも僕に脱がせて、着せてほしいんですか!?」
「ばっ、誰が!?」
そう話す隣では、扉越しで蛇塚を呼ぶ声が絶えない。
可児もそれを気にしながら、服を奪って着はじめる。
それを見ながら思う。
(あーあ・・・・同じ見ちゃったなら、瑞希お兄ちゃんの方がいいなぁー・・・)
彼の白魚の様な肌の方が、どれだけ楽しいか・・・
がっかり。
〔★凛のその考えにも、がっかりだ★〕


