彼は高嶺のヤンキー様2(元ヤン)





〈おい、凛!?今の声と音はなんだ!?平気か!?〉

「平気です~季節外れのスポーツです。」



バン!グシャッ!


私の会話に、鈍い音が加わる。



〈全然スポーツらしい音じゃないだろう!?〉

「気のせいですよぉ~僕を信じて、瑞希お兄ちゃんー♪」

〈うっ・・・凛がそう言うならそうしてやっけど・・・・・〉

(だから瑞希お兄ちゃん好き♪)



〔★凛は猫撫で声で誤魔化した★〕




話がまとまった時、私を乗せた人間ボードはゴールへとたどり着いていた。




ゴトゴトゴト!


「だっ!?だ!?いだだだ――――――あう!?」


ゴーン!




私が騙しておびき寄せた相手は、階段の終着点で壁に激突。

上手い具合に、気を失ってくれた。






「いっちょ、あがり。」

「おーい!?無茶すんなよ!」




そんな私へ、ドタドタと、パンツ一枚のハゲ君が駆け下りてくる。





「なんてことしてんだ、お前!?顔と行動があってないぞ!?」

「いいから、急いで!」

「へ?」




注意してくる相手に、伸びた相手の服を引っ張りながら伝える。




「この人の服を着て下さい!早く!」

「なっ・・・!?それでお前、こいつを落としたのか!?」

「そういうことです!さあ、早く着て下さい!それとも僕に脱がせて、着せてほしいんですか!?」

「ばっ、誰が!?」




そう話す隣では、扉越しで蛇塚を呼ぶ声が絶えない。

可児もそれを気にしながら、服を奪って着はじめる。

それを見ながら思う。





(あーあ・・・・同じ見ちゃったなら、瑞希お兄ちゃんの方がいいなぁー・・・)




彼の白魚の様な肌の方が、どれだけ楽しいか・・・

がっかり。



〔★凛のその考えにも、がっかりだ★〕