彼は高嶺のヤンキー様2(元ヤン)




床に仰向けになっている蛇塚の両足をわきにはさみ、そのまま相手の身体をまたぐ。

そして、私の体重をかけながら、蛇塚の背中を反らせた。



「うりゃ。」



グキグキ!!






「おんぎゃああああああああ――――――――――!?」


「あ―――――――――――!?ボストンクラブ!?」


「詳しいね、可児良信君。」




背骨をならしながら悲鳴を上げる蛇塚と、それを見て叫ぶハゲ君に私は告げる。




「別名、逆エビ固め。」

「しかもドンピシャで決めてる!?」


「おっ、あ、あ、あ、あ、あぁぁ~~~~~~!!」

「「「へ、蛇塚さーん!!?」」」



可児君のツッコミと蛇塚のうめき声と、周りの叫びが部屋に響き渡る。



「え!?これ、何が起きてるの!?」

「あの蛇塚さんが、やられてんのか!?こんなチビにー!?」

「いや、龍星軍の総長だろう!?」

「つーか、なんでこんな・・・!?」




「や、やめ、やめろぉ・・・!ぐっ、あ、あっ、あっ・・・!!」


(いちいちうるさいなー)




〔★凛からの攻撃、蛇塚と仲間達は混乱している★〕




ギャーギャー騒ぐ周りに、私の奇襲は成功したのだと思う。




(それじゃあ、そろそろいいかなぁー?)







ある程度しめあげたところで、フィナーレに入る。

弱ってきた蛇塚から、パッと体を離す。



「かは!?た・・・助かっ・・・・!?」

「助かってないね。」




大きく息を吸い、ぐったりとしている男のみぞおちへ―――――――




「エルボー」


ドスッ!


「ぐあ!?」




とどめを刺した。

私の一撃で、エビのようにビクッと身震いする蛇塚。




「ぐっ・・・!」


「「「蛇塚さぁーん!?」」」

「きゃー菊ちゃんが!?」


「かっ・・はぁ・・!?」




周りからの声援をよそに、気を失う蛇塚。







「う、嘘でしょう、これ・・・・!?」

「菊千代さんが、やられた・・・・!?」





そうとしか判断できない状況。

良い感じに落ちてくれた。




(あーよかった♪)



〔★会心(かいしん)の一撃、蛇塚は眠った★〕