「持ってきません。」
「はあ!?」
「なっ!?凛道!?なに言って・・・・!?」
「うん、君をこいつらには返さないよ、可児良信?」
驚いた顔をするハゲ君に伝える。
「僕は、失礼なことされたケジメを取りに来たんだよ?あとクリーニング代も。」
「ケジメって、凛道!?」
「あんな点で、可児からクリーニング代むしりとるのかよ!?」
「そうだよ。」
違う質問をするハゲと女好きに、同じ答えで返してから言った。
「可児をさらった運んだ人達は、合体した蛇塚菊千代君、君の仲間なんでしょう?だったら、僕を弾き飛ばそうとして手を上げた件について、責任を取ってもらうよ?その責任が、可児良信をあきらめることだって言えば、そっちだって損はないでしょう?」
「凛道・・・!?」
「俺らに損がないだと!?」
静かなトーンになるハゲ君とは逆で、ドンドンうるさくなる蛇塚。
「ふざけるなよ!テメー1人でなにができる!?そんなこと言える立場か、ガキ!?」
「そりゃあ、『俺』のセリフだぜ、蛇塚。」
うっとうしいほど熱く言うので言ってやった。
「流れもんが、島流し地点で、勝手に自己主張してんじゃねぇーぞ。あんまフザけたこと続けんなら、街を『見守る』もんとして、粛清すんぞ、コラ?」
「なんだとコラ!?」
「わかったら、そこどきな。女狂いの蛇男~?」
「テメー!殺す!!」
私の挑発に、あっさりと乗る蛇塚。
「凛道っ!!」
私の名前を呼びながら、近づこうとした足を。
「ほっ!」
蛇塚の両足を両手でつかむ。
「なにっ!?」
勝負は素早さが命。
バランスが崩して、驚いている蛇塚の両足を手際よく固定する。
「な、なにす――――――――!?」
「えい。」
動けなくしたところで、蛇塚の腰を思い切り反らす。
「ぎゃおっ!?」
「「「蛇塚さん!?」」」
顔をしかめているので、きっと腰は痛いのだろう。
〔★凛はわかってやっている★〕


