やってないと訂正すれば、この話題を作った誘拐犯が怒鳴った。
「な、何言いやがる!?お前の仲間が、投げてきただろう!?オメーの指示だろう!?」
「なーんだ、悪いのは脳みそだけだったんだね?視力はグレてなくてよかった~」
「ケンカ売ってんのか小僧!?」
「それはオメーらだろう!!?」
「「「うっ!?」」」
可児をラチった男に、脅しを込めて怒鳴る。
それで予想通り、ひるんだ男達に対して言った。
「この『俺』を蹴り飛ばそうとしたのを、忘れたとは言わせねぇーぜ・・・!?」
「「ひっ!?」」
私を蹴り飛ばそうとした男達に言えば、途端に蛇塚の表情が変わる。
「はあ!?なんだ、お前ら!?凛道にケンカ売ったんか・・・!?」
「ご、誤解だよ!蛇塚君!」
「可児が先に突き飛ばして、地面に転がって~」
「そこへ、俺ら通りかかってからかっただけで~!」
蛇塚の問いに、首と両手を横に振りながら否定する男達。
「・・・凛道君よ、どういうつもりだ?」
「どうとは?」
「あん?」
味方と私の言い分の違いに関し、問いかけてくる。
それに軽く首を傾げなら言ったら、にらまれた。
「お前、わかってんのか?」
脅すように蛇塚は言う。
「可児は、俺らが先に因縁つけた相手だぞ?俺ら差し置いて、可児を横取りしようってのか?そうなりゃ、オメーも俺らの敵、ヘビのごとくまとわりつかせてもらうぞ?」
「そうだ!オメーは関係ない!変な同情してんじゃねぇーぞ!?」
「誤解だよ。」
必要以上に騒ぐヤンキー達に私も言った。
「僕は、可児良信を助けに来たわけじゃない。」
「じゃあ、何しに来たんだ!?」
「責任取ってもらいに来たんだ。」
「「「「責任!?」」」」
「・・・・俺が何したって言うんだ?」
驚く周りをよそに、うめきながらも冷静に聞き返す可児良信。
だから、彼へと視線を向けながら言った。


