彼は高嶺のヤンキー様2(元ヤン)



「オッホン!思春期問題は後にして~凛!部屋は気に入ったか?」



そう言って、咳払いをしながら話題を変えてくれたのは私の好きな人。



「サプライズで下からよ、凛の好みも聞かないで揃えたから~・・・嫌じゃないか?」

「そんな!とんでもないです!」




私の様子をうかがいながら聞く瑞希お兄ちゃんに、私は首を横に振りながら言った。




「すっごく気に入りました!なによりも、僕のために、ここまで立派な部屋にして頂いて・・・嬉しいです!」

「そっか・・・凛が気に入ったんならよかったぜ。」


「はい!つきましては、部屋のセッティングにおいくらかかったのか~・・・・その、分割払いでいいでしょうか?」


「はあ!?」

「凛たん!?」

「凛ちゃん!?」

「凛道お前・・・」

「りーん助ぇ~・・・!」


「なんで金の話になるんだ!?」



〔★凛からの支払い確認、ゴレンジャーは戸惑っている★〕




「ばか!なんてこと言うんだ!?凛から金なんて、とらねぇーよ!」

「ええ!?でも・・・」





これだけしてもらったのなら、いくらか包んで出さなければいけない・・・

烈司さんからパソコンの紹介を受けたあたりから、そう思っていたのに―――




「タダなんて、瑞希お兄ちゃん達に無理させてるようで・・・」

「そんなことねぇーよ。」




そんな私に、瑞希お兄ちゃんは首を横に振りながら言った。





「カッコはつけてるけど、無理したとかはねぇーよ。俺もこいつらも、凛が好きだからしてるだけって話だ。」

「僕を・・・・!?」


瑞希お兄ちゃんが僕を・・・!?


(好き・・・・)





今まで、何度も聞いてるセリフだけど・・・・




(何回聞いても嬉しい・・・・)




好きって言われるのも、言うのも。




「そうそう。素直で優しい凛たんに、好きでしてることだからよ?」

「烈司さん。」


「可愛い凛ちゃんのためなら、あたしの魂燃やしちゃうわ!」

「モニカちゃん。」


「人間観察もよかろう。凛道、感謝しろ。」

「獅子島さん。」


「わはははははは!」

「百鬼さん・・・」

(野獣は、何言ってるかわからないけど。)





なんとなく、全員が何を言おうとしているかわかった。