「オッホン!思春期問題は後にして~凛!部屋は気に入ったか?」
そう言って、咳払いをしながら話題を変えてくれたのは私の好きな人。
「サプライズで下からよ、凛の好みも聞かないで揃えたから~・・・嫌じゃないか?」
「そんな!とんでもないです!」
私の様子をうかがいながら聞く瑞希お兄ちゃんに、私は首を横に振りながら言った。
「すっごく気に入りました!なによりも、僕のために、ここまで立派な部屋にして頂いて・・・嬉しいです!」
「そっか・・・凛が気に入ったんならよかったぜ。」
「はい!つきましては、部屋のセッティングにおいくらかかったのか~・・・・その、分割払いでいいでしょうか?」
「はあ!?」
「凛たん!?」
「凛ちゃん!?」
「凛道お前・・・」
「りーん助ぇ~・・・!」
「なんで金の話になるんだ!?」
〔★凛からの支払い確認、ゴレンジャーは戸惑っている★〕
「ばか!なんてこと言うんだ!?凛から金なんて、とらねぇーよ!」
「ええ!?でも・・・」
これだけしてもらったのなら、いくらか包んで出さなければいけない・・・
烈司さんからパソコンの紹介を受けたあたりから、そう思っていたのに―――
「タダなんて、瑞希お兄ちゃん達に無理させてるようで・・・」
「そんなことねぇーよ。」
そんな私に、瑞希お兄ちゃんは首を横に振りながら言った。
「カッコはつけてるけど、無理したとかはねぇーよ。俺もこいつらも、凛が好きだからしてるだけって話だ。」
「僕を・・・・!?」
瑞希お兄ちゃんが僕を・・・!?
(好き・・・・)
今まで、何度も聞いてるセリフだけど・・・・
(何回聞いても嬉しい・・・・)
好きって言われるのも、言うのも。
「そうそう。素直で優しい凛たんに、好きでしてることだからよ?」
「烈司さん。」
「可愛い凛ちゃんのためなら、あたしの魂燃やしちゃうわ!」
「モニカちゃん。」
「人間観察もよかろう。凛道、感謝しろ。」
「獅子島さん。」
「わはははははは!」
「百鬼さん・・・」
(野獣は、何言ってるかわからないけど。)
なんとなく、全員が何を言おうとしているかわかった。


