彼は高嶺のヤンキー様2(元ヤン)




ボロボロの姿で私を褒めると、可児君は口の中の血を吐き出してから言った。




「尾村さん達に伝えろ・・・!これ以上、見損なわせるなって!!」

「ケッ!馬鹿か!?」


ぐしゃっ!

「うっ!?」


「何が、硬派だ、凛道蓮だ~?」



可児を踏みながら蛇塚は言う。



「凛道蓮がどんなガキかしらねぇーが、俺に唾はいた報いは受けてもらう・・・!」

「くっ・・・凛道蓮は、俺ほどヤワじゃねぇぞ・・・!?」

「面白れぇ!もし、俺に位置が聞食らわせられたら、オメーを助けてやるぜ、可児!?」

「ふざけんな!そんなほどこしいるか!」

「そうですよ。それ以前に、約束を守るとは限りません。」

「馬鹿言うなよ、俺も約束は守るぜ~?今なら、不意打ちサービスも受け付けてやる。」


「じゃあ、遠慮なく。」

「は?」




そこまで言うなら、ありがたく。

お礼も込めて、予告した。





「―――――――――――――――背後から進撃してあげます。」




背を向けた相手を殴るのは良くない。

だから教えた。



「え・・・?」



間抜けな声で、蛇塚が振り返る。

その時にはもう、私は女装を追えて、利き足を高く上げていた。





「こんの―――――――――――――――女好きがっ!!」


ベキッ!!



「おごお!?」





キッチリ入った蹴り。

命中したかかと落とし。




「うべっ!?」


ドサッ!



「ええええええええ!?へ、蛇塚さん!?」

「なんで!?一撃!?」

「なんだお前!?」

「タダのガキじゃない!?」


「・・・凛道・・・・!?」




騒がしくなる店内で、可児がつぶやく。




「凛道・・・お前、凛道蓮か・・・!?」




腫れているまぶたを覆引く開きながら、可児君が言った。






「凛道、蓮・・・・・・・・・・・・・!!」



「えっ!?凛道!?」

「うそ!?あれが凛道蓮君!?」

「噂のジャックフロスト!?」

「なんでここにいるんだー!?」

「しかも、蛇塚さんんとツーショットしてたし!?」



(やっと気づいたか・・・・!)





〔★バレるのが遅かった★〕