彼は高嶺のヤンキー様2(元ヤン)




ようしゃない暴力が可児君を襲う。




「オラ!オメーらも踏め踏め!」

「ひゃははは!こいつ、ドジョウみたいっすね!」

「時期7代目だったのが、なさけねー!」

「今じゃ、1人ぼっちかよー!」



バキ、ドカ、ガス、ゲシ!


「ぐううう・・・・!」




殴られても、踏まれても、可児は耐えてる。

もしかしたら、動けないのかもしれない。




(私のことを褒めちゃうから、こんな目にあって・・・・)




敵を褒めたら、味方は怒る。

三国志の曹操と関羽じゃないんだよ?

そんなことしたら、反感も買ってしまう。

嫌われても仕方ない。

仕方ないけどね―――――――――――




(――――――――――――それで、いじめられていいわけない!!)




嫌ったままでいるだけでいいじゃん!?

どうして、言葉と腕力で攻撃するの!?




(そんなのおかしい!)

「おかしいよな、可児?」



私の目の前で、蛇塚がハゲ君に言った。




「お前ほど、硬派な奴が、今じゃいじめられっ子!凛道蓮をよく言ったこと、後悔してんじゃねぇーか?」




可児の目の前に座り込みながら言う。



「おい、今だったら俺の下僕として再利用してやってもいいぜ~可愛い子紹介してくれるならな?」

「あはははは!無理っすよ、蛇塚さん!」

「そいつ、年寄りぐれーしか知り合いいないですから!」

「その孫がいるだろう、ばーか!どうする、可児?」



問いかけながら、ハゲ君の口を縛っていた布を取った。



「ぺっ!!」

「うっ!?」



途端に、蛇塚の驚く声が漏れた。



「うわ!?お前!?」

「蛇塚さんの顔に唾はきやがった!?」


「くっ!?可児!何の真似だ!?」

「見ての通りだよ・・・!」



かすれる声で、可児が言う。



「おりゃあー・・・凛道蓮も龍星軍も敵であることには変わりねぇー・・・!」

「だったら、お前が俺にしたことは何だ!?」

「ツバ、吐いてやったんだよ、盗人やろうっ!!浅原さんや尾村さん達をだませても、俺は騙せねぇぞ!?」

「あんだとぉ~!?」

「俺は最後まで、SHIELDだ・・・・!凛道蓮も敵だ・・・あいつは、俺の――――――ライバルだ!」


・・・・ライバル?


「凛道蓮は、漢だった!同じ硬派として・・・・俺は、あいつより下・・・!だからこそ、越えなきゃなんねー男だ!男が男に惚れて・・・何が悪いんだよ・・・・!?」




(ハゲ君・・・・そこまで私のことを・・・・!?)



嬉しいような、嬉しくないような・・・・




〔★正直、複雑だった★〕