ようしゃない暴力が可児君を襲う。
「オラ!オメーらも踏め踏め!」
「ひゃははは!こいつ、ドジョウみたいっすね!」
「時期7代目だったのが、なさけねー!」
「今じゃ、1人ぼっちかよー!」
バキ、ドカ、ガス、ゲシ!
「ぐううう・・・・!」
殴られても、踏まれても、可児は耐えてる。
もしかしたら、動けないのかもしれない。
(私のことを褒めちゃうから、こんな目にあって・・・・)
敵を褒めたら、味方は怒る。
三国志の曹操と関羽じゃないんだよ?
そんなことしたら、反感も買ってしまう。
嫌われても仕方ない。
仕方ないけどね―――――――――――
(――――――――――――それで、いじめられていいわけない!!)
嫌ったままでいるだけでいいじゃん!?
どうして、言葉と腕力で攻撃するの!?
(そんなのおかしい!)
「おかしいよな、可児?」
私の目の前で、蛇塚がハゲ君に言った。
「お前ほど、硬派な奴が、今じゃいじめられっ子!凛道蓮をよく言ったこと、後悔してんじゃねぇーか?」
可児の目の前に座り込みながら言う。
「おい、今だったら俺の下僕として再利用してやってもいいぜ~可愛い子紹介してくれるならな?」
「あはははは!無理っすよ、蛇塚さん!」
「そいつ、年寄りぐれーしか知り合いいないですから!」
「その孫がいるだろう、ばーか!どうする、可児?」
問いかけながら、ハゲ君の口を縛っていた布を取った。
「ぺっ!!」
「うっ!?」
途端に、蛇塚の驚く声が漏れた。
「うわ!?お前!?」
「蛇塚さんの顔に唾はきやがった!?」
「くっ!?可児!何の真似だ!?」
「見ての通りだよ・・・!」
かすれる声で、可児が言う。
「おりゃあー・・・凛道蓮も龍星軍も敵であることには変わりねぇー・・・!」
「だったら、お前が俺にしたことは何だ!?」
「ツバ、吐いてやったんだよ、盗人やろうっ!!浅原さんや尾村さん達をだませても、俺は騙せねぇぞ!?」
「あんだとぉ~!?」
「俺は最後まで、SHIELDだ・・・・!凛道蓮も敵だ・・・あいつは、俺の――――――ライバルだ!」
・・・・ライバル?
「凛道蓮は、漢だった!同じ硬派として・・・・俺は、あいつより下・・・!だからこそ、越えなきゃなんねー男だ!男が男に惚れて・・・何が悪いんだよ・・・・!?」
(ハゲ君・・・・そこまで私のことを・・・・!?)
嬉しいような、嬉しくないような・・・・
〔★正直、複雑だった★〕


