(私を凛道蓮と思ってないなら、なぜ?)
こんなに親しくしてくれるのだろう?
そう聞く前に、蛇塚が言った。
「お前、お姉ちゃんいるんだろう?」
「え?」
ニッコリと、人の良い笑みを浮かべながら蛇塚は言う。
「お姉ちゃんのために、ハンバーガー買いに来たんだろう~?」
「な、なぜそれを!?」
(知ってるの!?)
うろたえながら聞けば、スケベな顔で言った。
「当然だろう~入口の門番は、誰かと押すと連絡するようにさせてっからよー!つーことで、お前の姉ちゃん紹介してくれ!」
「え!?」
(見張り役はそんなことまでしてたの!?)
見張りの仕事も気になったけど、その後の発言を聞き返していた。
「紹介してくれって、僕のお姉さんを!?」
「そうだよ!お前、マスクしてっけど、なかなか美形じゃんか!?そのお姉ちゃんとなれば、当たり決定だろうー!?」
「ええええええ!?」
(そういう理由!?それで親切だった!?)
「最近、近所に若くて可愛い子が何人か入ったって情報は掴んでんだよ~?そうだろう?」
(知らねぇよ!)
〔★スケベ親父もいいところだ★〕
エヘエヘという態度に、気持ちが一気に冷める。
冷静になれた。
「そうですか・・・僕に親切だったのは、そのためですか・・・・」
「当たり前だろう、クソガキ!」
「そうじゃなきゃ、誰がお前に媚びるか!」
「初回だけの蛇塚の君からのサービスだ!」
「親隊に入ったら、覚えてろ!」
「しっかりこき使ってやるからな!」
そう最後に言ったのは、僕が梅昆布茶を買いに行かせた辰という男子。
恨みがこもった目に交じって、気の毒そうな視線を受ける。
(なるほど・・・すごく顔が良い人達も、その被害を受けたってことね・・・)
道理で、私を可哀想な目で見るはずね。
そういうことですか。
〔★被害者達から、同情されていた★〕


