彼は高嶺のヤンキー様2(元ヤン)





(私を凛道蓮と思ってないなら、なぜ?)




こんなに親しくしてくれるのだろう?


そう聞く前に、蛇塚が言った。





「お前、お姉ちゃんいるんだろう?」

「え?」




ニッコリと、人の良い笑みを浮かべながら蛇塚は言う。





「お姉ちゃんのために、ハンバーガー買いに来たんだろう~?」

「な、なぜそれを!?」


(知ってるの!?)




うろたえながら聞けば、スケベな顔で言った。




「当然だろう~入口の門番は、誰かと押すと連絡するようにさせてっからよー!つーことで、お前の姉ちゃん紹介してくれ!」

「え!?」


(見張り役はそんなことまでしてたの!?)




見張りの仕事も気になったけど、その後の発言を聞き返していた。




「紹介してくれって、僕のお姉さんを!?」

「そうだよ!お前、マスクしてっけど、なかなか美形じゃんか!?そのお姉ちゃんとなれば、当たり決定だろうー!?」

「ええええええ!?」


(そういう理由!?それで親切だった!?)


「最近、近所に若くて可愛い子が何人か入ったって情報は掴んでんだよ~?そうだろう?」

(知らねぇよ!)



〔★スケベ親父もいいところだ★〕




エヘエヘという態度に、気持ちが一気に冷める。

冷静になれた。




「そうですか・・・僕に親切だったのは、そのためですか・・・・」


「当たり前だろう、クソガキ!」

「そうじゃなきゃ、誰がお前に媚びるか!」

「初回だけの蛇塚の君からのサービスだ!」

「親隊に入ったら、覚えてろ!」

「しっかりこき使ってやるからな!」



そう最後に言ったのは、僕が梅昆布茶を買いに行かせた辰という男子。

恨みがこもった目に交じって、気の毒そうな視線を受ける。




(なるほど・・・すごく顔が良い人達も、その被害を受けたってことね・・・)




道理で、私を可哀想な目で見るはずね。

そういうことですか。



〔★被害者達から、同情されていた★〕