彼は高嶺のヤンキー様2(元ヤン)





やっと見つけたのに、嬉しくない。




(可児君・・・・!)




目を閉じたまま動かない姿に、アドレナリンが少し上がる。



(なんてひどい姿に・・・!)



私よりもひどい。



(ここまで、いじめられたの・・・!?)



黙って見ていれば、肩を揺らされた。



「どうした、ちっちゃいの!?刺激強すぎたかー?」

「・・・んで?」

「あん?」

「なんで・・・・この人はアスパラロールのようになってるんですか?」

「ぷっ!良いなそのネーミング!」



楽しそうに笑うと、蛇塚は話しはじめた。



「こいつは、SHIELDでありながら、龍星軍総長の凛道蓮を褒めたんだ。」

「6代目の尾村総長の前で褒めたんですよね?SHIELDの要請もあって、蛇の目のあなたがこんなことをしたんですか?」

「してるんだよ。継続中だ!俺も、凛道蓮には感謝してる。こうやって、仲良く合体できたからさ~」

「あなたは・・・・凛道蓮をご存じじゃないんですか?見たことは?」

「うちの者が、写メった映像では見たことある!一番よく取れてるのは、結構高値がついてるからな~」

「え!?」


(私の写真、そんなに高いの!?)



「ほら、見て見ろ、これだ。」

「これは!?」



スっと差し出されたスマホを見る。

そこに写っているのは、私。

まぎれもない凛道蓮だけど・・・・




「ピンボケしてません・・・・?」

「そうなんだ!全部、こんな風にブレてんだ!あのガキ、変な電波でも流してんじゃねぇかな~?」




私に見せた画面を見ながら、不機嫌そうに舌打ちする。




(ということは・・・・?)



「あの~」

「なんだ?まだ、なんか聞きたいのか?」

「はい。その・・・蛇塚さんは、どうして僕にこんなにフレンドリーですか?」




初対面のはずなのに、自分の真横に座らせ、肩まで抱いている。



(途中までは、凛道蓮だって、気づいてワナをはってるのだと思ったけど・・・・)




〔★そうでもなさそうだ★〕