彼は高嶺のヤンキー様2(元ヤン)




(いきなり声をかけられ、隣に座らされただけでも驚きなのに・・・蛇の目のメンバーになれ!?)



「ま、待ってください!僕は、なにも~」

「入るよな?」

「無理ですよ!だって、僕は~」



龍星軍の総長・・・

それも、合併のきっかけになった本人なので。



(なによりも、いじめとかリンチとかする最低集団に参加したくない!!)



〔★総長でなくても嫌だろう★〕



(冗談じゃない!私は瑞希お兄ちゃんに認められた龍星軍4代目総長!彼からの愛を受ける身(!?)として、酔っ払いのたわごとに付き合えますか!)



怒鳴りつけた気持ちを抑えつつも、気持ちを整える。

敵陣でキレては不利だとわかっていたので、冷静に謙虚な口調で言った。





「いや~お気持ちは嬉しいですが、僕のような小動物には~」

ガシャン!


「え?」



会話の途中で音が入る。



「入るよな?」

「え・・・・?」



見れば、飲んでいたビールの瓶を割り、そのとがった先を私に押し付けながら聞く蛇塚の姿があった。





「この俺が、誘ってやってんのに断るんかぁ、ガキ・・・・!?」


「・・・・あの、蛇塚さんって、酒癖悪かったりします・・・?」

「す、少しな・・・」





泣きたい思いで、近くの取り巻に聞けば、首を縦に振ってくれた。



〔★迷惑な酔っ払いだ★〕




「入るよな、坊主?俺の蛇の目に入るんだろう・・・!?なぁ、顔に傷作りたくないよな・・・!?」

「ちょ、恐喝しながら言わないでください!」



相手からの脅しに困る。



(やめさせようにも、お酒は言ってるなら話は通じなさそうだし~!)



現に、話が通じてないし!




(これ、可児君を見つける前に暴れるしかない・・・・!?)




最悪の方向しか思いつかず、どうしようかと迷った時だった。