彼は高嶺のヤンキー様2(元ヤン)




「おい!?なんで俺様のだけ、リアクションが薄いんだ!?」

「いや、そんなことないですよ。百鬼さん、すごーい。」

(そういう無神経なことを言えるところがすごーい。)





なんで、私にそういう話するのよ!?

思春期を察しなさいよ!

デリカシー0男っ!



〔★思春期だからしたのだろう★〕




「おいおい、凛助!オメー男なら、エロに興味あるだろう!?ここは素直になれよぉ~!?」

「っ!せ、性欲の問題ではなくて、話す場面を考えて下さいというのです!」

「場面だぁー!?」


「皇助!」




私の言葉で首を傾げた百鬼を、瑞希お兄ちゃんが呼ぶ。




「あんだと、瑞希―!?」

「ここにいるのは、野郎ばっかじゃないだろう・・・!?」




そう言って、チラチラと視線を送った先にいたのは・・・



(カンナさん!)



居心地悪そうな顔で、私達を見ているカンナさんがいた。



(ああ、なるほど!設定上で、ここに思春期女子はカンナさんだけだもんね。)



エッチな話はNGでしょう。



「おおっ!なんだオメーそういうことか~!?わはははは!」




それに気づいた百鬼が、手を叩いて笑った。

そして、私の頭をポンポンと押しながら言った。




「そうならそうと言えよ、凛助!」

「え!?な、なにがです、百鬼さ・・・!?」

「高千穂がいるから、照れてんだなオメー!?」

「ええ!?いや、僕は~」

「わははははは!オメー思春期だな、凛助!じゃあ、エロ本の隠し場所は別のところにしろよ~!?わーはっはっはっ!」


「ああ、はいはい、うん。ソウデスネー」




納得しながら笑う野獣を見て思う。

エロ本と見せかけて、英語の問題中をベットの下の収納スペースに入れてやろう、と。



〔★皇助からの好意、凛は真顔でスルーした★〕