「おい!?なんで俺様のだけ、リアクションが薄いんだ!?」
「いや、そんなことないですよ。百鬼さん、すごーい。」
(そういう無神経なことを言えるところがすごーい。)
なんで、私にそういう話するのよ!?
思春期を察しなさいよ!
デリカシー0男っ!
〔★思春期だからしたのだろう★〕
「おいおい、凛助!オメー男なら、エロに興味あるだろう!?ここは素直になれよぉ~!?」
「っ!せ、性欲の問題ではなくて、話す場面を考えて下さいというのです!」
「場面だぁー!?」
「皇助!」
私の言葉で首を傾げた百鬼を、瑞希お兄ちゃんが呼ぶ。
「あんだと、瑞希―!?」
「ここにいるのは、野郎ばっかじゃないだろう・・・!?」
そう言って、チラチラと視線を送った先にいたのは・・・
(カンナさん!)
居心地悪そうな顔で、私達を見ているカンナさんがいた。
(ああ、なるほど!設定上で、ここに思春期女子はカンナさんだけだもんね。)
エッチな話はNGでしょう。
「おおっ!なんだオメーそういうことか~!?わはははは!」
それに気づいた百鬼が、手を叩いて笑った。
そして、私の頭をポンポンと押しながら言った。
「そうならそうと言えよ、凛助!」
「え!?な、なにがです、百鬼さ・・・!?」
「高千穂がいるから、照れてんだなオメー!?」
「ええ!?いや、僕は~」
「わははははは!オメー思春期だな、凛助!じゃあ、エロ本の隠し場所は別のところにしろよ~!?わーはっはっはっ!」
「ああ、はいはい、うん。ソウデスネー」
納得しながら笑う野獣を見て思う。
エロ本と見せかけて、英語の問題中をベットの下の収納スペースに入れてやろう、と。
〔★皇助からの好意、凛は真顔でスルーした★〕


