「これ、蛇の目が黒幕だな・・・。」
「え!?蛇の目がなんで可児良信を!?」
「興味ないから、割愛するけど。」
「ええ!?そんな理由で教えてくれないんですか!?」
「誤解すんなよ、凛たん?これ、力使うから、余計なことしたくねぇーんだよ~」
「ええっ!?そ、それは・・・失礼しました。」
(めんどくさいわけじゃなかったんだ・・・)
〔★凛と一緒にしてはいけない★〕
「ははは、意地悪されたって思われてなきゃいいわ〜蛇の目だったわかったりゆ可児を乗せた車は、蛇の目のアジトで止まってるぞ?」
そう告げると、手を動かし、地図の一か所で止める。
「ここら辺かなぁ~・・・」
その声に合わせて、全員が地図をのぞき込む。
「あ、ここだ。」
烈司さんの指が、ワンポイントである場所を指す。
それで驚いたように瑞希お兄ちゃんが言った。
「マジか?ここ?」
「ご存知ですか、瑞希お兄ちゃん?」
「ああ、ここはSHIELDの四代目の浅原がメインで使ってる場所なんだ。」
「『使ってた』だ、瑞希。今は、蛇の目が居座ってるな・・・凛たんにやられてから、ずいぶん落ちぶれたみてぇーだ。」
「え?僕のせいですか・・・?」
「やーねー!凛ちゃんは悪くないわ!モニカちゃんはいつまでも味方よぉ~」
「おーい、耳元で騒ぐな。」
目を細め、地図を見ている烈司さんは言った。
「SHIELD、完全に蛇の目の子分状態だな。蛇の目の頭が来てるな・・・。」
「蛇の目のリーダーですか?」
「そう。可児捕まえて、なぶって遊ぶ気でいる。」
「遊ぶって、ひどい!?」
「だよな?けど、完全に油断してるぜ~どうする、凛たん?」
その時になって初めて、烈司さんが地図から目を離した。
「バイクで乗りこんじゃうか?」
私のシャツを握ったまま、にやりと聞いてくる。
試すような言い方にムッとする。
(今さら、答えを変える気はないよ!)
だから、私も答えた。
「行きます。蛇の目もろともぶっ飛ばして、可児を助けます。」
「りょーかい♪ルート検索もしてやるから、待ってろー?」
「ありがとうございます!」
ウィンクしながら言う烈司さんにお礼を言えば、ポンと肩を叩かれた。
「よかったな、凛?」
「瑞希お兄ちゃん!」
「これで可児を助けに行けるな?」
「はい・・・!」
やわらなく言う彼に、優しい目にドキドキしながらうなずく。
こうして、私の出撃は決まった。


