「烈司さん!」
「あ?俺?」
「あなたですよ!烈司さん、お願いします!烈司さんの勘で、可児君を見つけてあげて下さい!」
「下さいって、凛たん・・・」
「救えるのは烈司さんだけです!こうしてる間にも、仲間にいじめられてるかもしれません!あんなにボロボロにされて・・・このままじゃ、可愛そうです!」
「それは違うぞ、凛。」
私の意見を否定する声が上がる。
「瑞希お兄ちゃん!?」
言ったのは、厳しい目をした好きな人。
(この表情・・・真面目な話をする時の顔だ・・・。)
そんな思いで見つめていたら、低い声で彼は言った。
「凛の話がマジなら、それはもう仲間じゃない。」
「え?」
「おそらく、可児とSHIELDは関係が切れてる。」
「え!?尾村の後継者って言われた人がですか!?」
「言われてても、実現するとは限らない。仲間じゃないから、殴る蹴るできるんだ。制裁と『見せしめ』も込めて・・・・可児を追い回してながらヤキ入れてんだろう。」
「見せしめ・・・?」
「そうだ。可児がヤキを入れられてる理由が凛なら・・・『凛道蓮』に味方すれば、『龍星軍』に味方すれば、どうなるかって見せしめをしてるわけだ。」
「そんな!?」
(やっぱり私が―――――――・・・・!?)
「凛が原因じゃない。」
ハッキリと否定する。
違うと強く私に言った口調のまま、彼はさらに言葉を続けた。
「SHIELDの者として、口にしなけりゃよかったことを、可児は口にした。そこまで、凛が責任とることはない。」
「でも・・・それじゃあ・・・可児良信は・・・・?」
どうするの?
あのままにするの?
(見殺しにするの・・・・・・・・!?)
「勘違いするなよ、凛。」
「え?」
「お前は龍星軍であって、SHIELDじゃない。『見殺し』にはならない。」
「あ・・・・」
私の心を読み取ったように、瑞希お兄ちゃんは言う。
図星をつかれた私に、初代龍星軍総長は告げる。


