彼は高嶺のヤンキー様2(元ヤン)




「烈司さん!」

「あ?俺?」

「あなたですよ!烈司さん、お願いします!烈司さんの勘で、可児君を見つけてあげて下さい!」

「下さいって、凛たん・・・」

「救えるのは烈司さんだけです!こうしてる間にも、仲間にいじめられてるかもしれません!あんなにボロボロにされて・・・このままじゃ、可愛そうです!」



「それは違うぞ、凛。」




私の意見を否定する声が上がる。





「瑞希お兄ちゃん!?」





言ったのは、厳しい目をした好きな人。





(この表情・・・真面目な話をする時の顔だ・・・。)




そんな思いで見つめていたら、低い声で彼は言った。



「凛の話がマジなら、それはもう仲間じゃない。」

「え?」

「おそらく、可児とSHIELDは関係が切れてる。」

「え!?尾村の後継者って言われた人がですか!?」

「言われてても、実現するとは限らない。仲間じゃないから、殴る蹴るできるんだ。制裁と『見せしめ』も込めて・・・・可児を追い回してながらヤキ入れてんだろう。」

「見せしめ・・・?」

「そうだ。可児がヤキを入れられてる理由が凛なら・・・『凛道蓮』に味方すれば、『龍星軍』に味方すれば、どうなるかって見せしめをしてるわけだ。」

「そんな!?」

(やっぱり私が―――――――・・・・!?)




「凛が原因じゃない。」





ハッキリと否定する。

違うと強く私に言った口調のまま、彼はさらに言葉を続けた。




「SHIELDの者として、口にしなけりゃよかったことを、可児は口にした。そこまで、凛が責任とることはない。」

「でも・・・それじゃあ・・・可児良信は・・・・?」



どうするの?

あのままにするの?




(見殺しにするの・・・・・・・・!?)




「勘違いするなよ、凛。」

「え?」

「お前は龍星軍であって、SHIELDじゃない。『見殺し』にはならない。」

「あ・・・・」




私の心を読み取ったように、瑞希お兄ちゃんは言う。

図星をつかれた私に、初代龍星軍総長は告げる。