彼は高嶺のヤンキー様2(元ヤン)




意見が合った私達をよそに、関西男子は呑気な声で言った。



「ほー自分、『凛道蓮』言うんか!?なんて呼ぼか!?」

「え?なんでもいいですけど・・・」

「だから、凛!不用意に、フレンドリーになるな!」

「ちょっとぉ~凛ちゃんは名乗ったわよ!さっさとおっしゃい!」

「けど、お姉ちゃんらはまだやん?」

「あん♪ご紹介遅れたけど~あたし、朝霧モニカ!よろしくね~ぼくぅー?」

「モニカちゃん!?」

「おだてに乗るな!!」



〔★モニカも名乗った★〕




「わはははははは!俺様は百鬼皇助!いつでもケンカ歓迎だぜ、グラサン!」

「って、百鬼さんも!?」

「皇助!」

「やれやれ、口の軽い連中だ。そんな馬鹿共をみてやってるのが、俺、獅子島伊織だ。よーく、見知りおき。」

「獅子島さんまで!」

「いーおーりー!」

「ちなみに、凛道が頼った男が宗方烈司、凛道がブラコンして懐いてるのが真田瑞希。瑞希は男だから間違えるなよ。」

「えええ!?獅子島さーん!?」

「勝手に俺らの自己紹介するな。」

「だれが女だバカ野郎ー!」


「時間の節約になっただろう?」



〔★無駄のない男だった★〕




「うははははは!こりゃあ、ご丁寧に、えらいすんまへん!ほな、わしも!」



そう言うと、私の前まで来て、何か差し出す。




「ほれ、ちっちゃいの~!」


「凛道蓮です!なにこれ・・・名刺?」

「うははははは!ええやろう!?ゲーセンで見つけて作ったんや~!」





渡されたのは、顔がプリントされた名刺。

そこに書かれた文字を呼んだ。





「いがらし・・・やまと?」





『五十嵐大和』





そう印字されていた。






「いや~うははははははは!」




これに相手は、笑顔で頭をかきながら言った。



「大正解の花丸あげたいとこやけど、半分だけやな!」

「え?半分??」

「ヤマト言うんは、あっとるけど、苗字がちゃうねん!」

「え!?『いがらし』じゃないの!?」

「ぶっぶっー!ハズレー!」

「ええ!?」




〔★不正解だった★〕