彼は高嶺のヤンキー様2(元ヤン)




気まずい思いでいたら、ポカーンとしながらさらに瑞希お兄ちゃんが言う。



「わ・・・わからないって、凛!わかんねぇーのに、連れてきたのか!?」

「ついてきちゃったんです。」


「追い払えよ!犬猫じゃねぇんだぞ!?」



〔★凛は言いわけを始めた★〕




「うはははははは!いやぁ~わからんときたかー!?こりゃあ、一本取られたで~!?」

「なんでオメーが感心してんだよ!?凛、知らない人についていくなとは言ってたが、連れてくるのもダメなんだぜ!?」

「言ってたのかよ、瑞希!?どこまで凛たんを子ども扱いしてんだ~?凛たんも、瑞希の過保護を刺激するようなことはしちゃだめだぜ?」

「そうよ、凛ちゃん!ダメよ、ダメダメじゃない!今回はおバカそうな子でよかったけど、これが他の人なら誘拐されてたかもしれないのよぉ!?凛ちゃん可愛いから、モニカちゃん深刻に心配中!」

「まったくだ。危機感が足りんぞ、凛道。どんな知り合い方をしたか知らんが、身元がわかってから行動を共にしろ。お前が出来ないと言うなら、後始末は俺達がしてやらんでもないが。」

「わはははは!そうと決まりゃ、こいつを凹って叩き出しても、いいってことだなぁ!?凛助が気をきかせて連れてきた人間サンドバック・・・・!!」

「するんじゃねぇ、皇助!!まだ決めるな!おい、サングラスのお前!」



百鬼の提案を却下すると、関西男子に声をかける瑞希お兄ちゃん。




「うははははは!だれや?」

「キョロキョロしてるオメーだよっ!!」




ボケているグラサン男子に向け、ギロッとメンチを切りながら言った。



「凛にノコノコついてきた以上、名乗ってもらうぞ?なにもんだ?」

「うははははは!なんや、わし不審者扱―い!?いやでも、それもわかるわ!兄ちゃん、えらいそのちっちゃいの大事にしてそうやから!ええなーちっちゃいの!」

「ちっちゃいのはやめて下さい!僕の名前は、凛道蓮!」

「凛、不用意に名乗るな!危ないだろう!?」



〔★そう思うなら、なぜ家に入れる★〕




「だって・・・僕から名乗らないと、言いにくいかもしれないでしょう?多分・・・悪い奴ではないですから。」

「うはははははは!」

「・・・悪いかどうかはともかく、にぎやかだぞ。」

「それは僕も思います。」



〔★2人の気持ちは1つだった★〕