「どうする、瑞希?」
そう言って烈司さんが話を振ったのは、腕組みをして私を見ている人。
ぱっちりとした目に、サラサラの髪。
口紅でもしてるみたいに口元は赤くて、すらっとしていて可愛い。
いえ、カッコいいイケメン!!
「・・・凛。」
その方の口が、私の名前をつむぐ。
それだけでも、ドキッとする。
そう、このお方こそ~~~~~
(私の初恋相手で、元・初代龍星軍総長の真田瑞希様ぁ♪)
ただいま、バリスタの卵をされていて、絶賛片思い中の可愛い系のイケメン様でーす!
〔★好きな人の説明には力が入っている★〕
仲間達の視線と、私からの愛情ビーム(?)を受け、瑞希お兄ちゃんはため息をつく。
「話はわかった。」
テンションの上がる私に対し、静かな声で瑞希お兄ちゃんは言った。
「凛が可児を助けてぇのは、わかった。」
「では、烈司さんを貸して頂けますか!?」
「そりゃ、無理だ。」
「え!?ダメ!?」
〔★許可は下りなかった★〕
(どうして!?優しい瑞希お兄ちゃんなら、「OK―!」って言うと思ったのに!?)
納得できなかったから聞いた。
「なぜです!?」
「烈司!」
「うーん。まぁね~」
私の問いに、烈司さんの名前を呼びながら目だけ見る瑞希お兄ちゃん。
これにタバコ好きの先輩は、トントンと、指でタバコケースを叩きながら言う。
「凛たんが困ってるなら、助けてやりてぇーけど、なんで俺なのかな?」
「そ、それは――――――!」
―――――――霊視が出来るから・・・・!!?
(って、だめジャン!?)
言いかけて、ハッとする。
(それを知ってるのは『菅原凛』であって、『凛道蓮』はまだ知らない・・・!)
〔★ネタバレがまだだ★〕


