彼は高嶺のヤンキー様2(元ヤン)




「どうする、瑞希?」



そう言って烈司さんが話を振ったのは、腕組みをして私を見ている人。

ぱっちりとした目に、サラサラの髪。

口紅でもしてるみたいに口元は赤くて、すらっとしていて可愛い。

いえ、カッコいいイケメン!!




「・・・凛。」




その方の口が、私の名前をつむぐ。

それだけでも、ドキッとする。

そう、このお方こそ~~~~~





(私の初恋相手で、元・初代龍星軍総長の真田瑞希様ぁ♪)





ただいま、バリスタの卵をされていて、絶賛片思い中の可愛い系のイケメン様でーす!



〔★好きな人の説明には力が入っている★〕




仲間達の視線と、私からの愛情ビーム(?)を受け、瑞希お兄ちゃんはため息をつく。





「話はわかった。」




テンションの上がる私に対し、静かな声で瑞希お兄ちゃんは言った。




「凛が可児を助けてぇのは、わかった。」

「では、烈司さんを貸して頂けますか!?」


「そりゃ、無理だ。」

「え!?ダメ!?」



〔★許可は下りなかった★〕




(どうして!?優しい瑞希お兄ちゃんなら、「OK―!」って言うと思ったのに!?)



納得できなかったから聞いた。



「なぜです!?」

「烈司!」

「うーん。まぁね~」



私の問いに、烈司さんの名前を呼びながら目だけ見る瑞希お兄ちゃん。

これにタバコ好きの先輩は、トントンと、指でタバコケースを叩きながら言う。





「凛たんが困ってるなら、助けてやりてぇーけど、なんで俺なのかな?」

「そ、それは――――――!」



―――――――霊視が出来るから・・・・!!?



(って、だめジャン!?)




言いかけて、ハッとする。



(それを知ってるのは『菅原凛』であって、『凛道蓮』はまだ知らない・・・!)




〔★ネタバレがまだだ★〕