目的の人は、愛しいお方の隣にいた。
「というわけで、可児良信を探してあげて下さい!」
10個の目玉に見つめられる中、お願いした。
「烈司さん!!」
「うはははははは!」
「・・・とりあえず、凛たん、隣にいるのはどちらさん?」
私の言葉に、短くなった煙草を灰皿に押し付けながら宗方烈司さんは言った。
声をかけてきたのは、彼だけではない。
「やれやれ・・・久々に顔を見せたと思えば、敵を助けろとは酔狂だな、凛道?」
読んでいた本を閉じながら、呆れたように言うのは獅子島伊織さん。
私の先輩で、眼鏡の似合う美男子にして、龍星軍初代副総長。
基本、怖くて頭のいい人なので、敵に回してはいけません。
「あらん♪優しい凛ちゃんらしくて、いいじゃない?あたしは、そういうの好きよ~助けるの、さんせーい♪」
ニコニコしながら、可愛らしく言うのは朝霧モニカさん。
身体はメンズモデルのプロポーションと容姿だけど、心は女性のオネェさんにして、龍星軍初代遊撃隊長。
基本、優しいお姉さんだけど、本名の勘兵衛で呼ぶと、人格変えてブチ切れます。
「わははははは!いいじゃねぇか!喧嘩、戦い、バトル!!り~んすけー!よくやったぞ!良いトラブル拾ってきた!!」
バキバキと・・・コーラの缶を10円玉ぐらいの大きさまで素手で小さくしながら言うのは百鬼皇助。
ケンカ超大好きで、彼自身がトラブルの塊みたいなワイルド系にして、龍星軍初代特攻隊長。
基本、腕力も行動も、常識外れ過ぎなので、人間ではなく哺乳類として見ています。
「探すって、凛たんさ~俺、ドラえもんじゃないんだぜ?」
タバコの箱から、タバコを1本、出したり入れたりしながら言うのが、頼みの綱の宗方烈司さん。
男前なヘビースモーカーで、バイクに乗るのが上手い、龍星軍初代親衛隊長。
基本、面倒見がよく、私の好きな人からの信用も絶大です。
今は、この頼もしい烈司さんにお願い中!
(霊視という特殊能力が使える烈司さんに頼めば、誘拐された可児君を助けてあげられる!)
そんな烈司さんに事情を話し、協力をあおいでいるわけです。


