「ちょ、待って待って!」
「なんやー!?おんぶの方がええか~!?」
「そうじゃないです!降ろしてくれていいですから!」
「そういうことか?ほれ!」
私の言葉にうなずくと、あっさり地面におろす。
「ほな、行こか~!」
「あ!だから、待ってよ!」
相手がまた走り出す前に、引き止める。
「君さ!」
腕を掴んで聞いた。
「行こうって言って進んでるけど、SHIELDのアジト、知ってるんですか・・・!?」
重要なことをたずねる。
彼は笑顔で言った。
「あ、しらんわ!アジトって、どこや!?」
「知らないの!!?」
(嫌な予感がしたけど、もう!!)
〔★予感は当たった★〕
「それじゃあ、意味がないでしょう!?」
〔★凛はマジギレした★〕
「あてずっぽに探す気だったの!?ダメでしょう、それ!?」
「うははははは~!すまん、すまん!てっきり、ちっちゃいのが、知っとる思うてなぁ~わしの後をついてきたやんー!?」
「知ってれば、先に進んでるよ!君が先へ先へと進むから~普通、先を行く人が知ってると思うものでしょう!?あーどうしよう!困った!」
関西人から手を離し、頭を抱える。
それで相手も、少しだけ笑顔を控えめにしながら言った。
「いやーすまん、すまん!わしも、地元ならええけど、土地勘がないからのぉー!だれか、詳しもんがいたらええんやけど~!」
「勘・・・?」
詳しい人。
そのキーワードが、答えを導き出した。
「いた!」
「え!?車、ユーターンしてきたんか!?どこや!?」
「そっちじゃないです!勘の鋭い方が、1人いらっしゃいました!」
「マジで!?誰や!?」
「元ヤンです!」
関西人の問いに、彼にも負けない笑顔で答えた。


