彼は高嶺のヤンキー様2(元ヤン)





「ちょ、待って待って!」

「なんやー!?おんぶの方がええか~!?」

「そうじゃないです!降ろしてくれていいですから!」

「そういうことか?ほれ!」



私の言葉にうなずくと、あっさり地面におろす。



「ほな、行こか~!」

「あ!だから、待ってよ!」



相手がまた走り出す前に、引き止める。



「君さ!」



腕を掴んで聞いた。






「行こうって言って進んでるけど、SHIELDのアジト、知ってるんですか・・・!?」





重要なことをたずねる。

彼は笑顔で言った。





「あ、しらんわ!アジトって、どこや!?」

「知らないの!!?」


(嫌な予感がしたけど、もう!!)



〔★予感は当たった★〕




「それじゃあ、意味がないでしょう!?」




〔★凛はマジギレした★〕




「あてずっぽに探す気だったの!?ダメでしょう、それ!?」

「うははははは~!すまん、すまん!てっきり、ちっちゃいのが、知っとる思うてなぁ~わしの後をついてきたやんー!?」

「知ってれば、先に進んでるよ!君が先へ先へと進むから~普通、先を行く人が知ってると思うものでしょう!?あーどうしよう!困った!」




関西人から手を離し、頭を抱える。

それで相手も、少しだけ笑顔を控えめにしながら言った。





「いやーすまん、すまん!わしも、地元ならええけど、土地勘がないからのぉー!だれか、詳しもんがいたらええんやけど~!」

「勘・・・?」


詳しい人。




そのキーワードが、答えを導き出した。




「いた!」

「え!?車、ユーターンしてきたんか!?どこや!?」

「そっちじゃないです!勘の鋭い方が、1人いらっしゃいました!」

「マジで!?誰や!?」

「元ヤンです!」




関西人の問いに、彼にも負けない笑顔で答えた。