彼は高嶺のヤンキー様2(元ヤン)




「それが、SHIELDの仲間に追われてるんです!いじめられてるみたいなんです!」

〈・・・可児がか?〉

「はい!詳しくは・・・僕もよく知りませんが、なんか・・・僕が原因で、友達から暴行を受けてるみたいで・・・」



昼間、聞いたことを伝える。




〈凛のせい、だ?〉




これに確かめるような口調で瑞希お兄ちゃんが言う。




〈本当なのか?〉

「本当です!可児は・・・・お墓での出来事を言いふらす時に、僕のことを褒めたみたいなんです。だから・・・」

〈・・・・そうか。〉

「今も、仲間に追われて、いじめられてるみたいなんです!瑞希お兄ちゃん、どしましょう!?」


〈どうもしなくていい。〉

「え?」


〈凛、それはSHIELD内で起きてる問題だ。可児がリンチ受けてるのも、凛のことを可児が必要以上に言ったからだろう。だからっていって、凛が気にする義理はないんだぞ?〉

「で、でも!あんなに血だらけで・・・!」

〈じゃあ、助けるのか?助けたとしても、感謝されないぞ?〉


「わかってます!お礼は言わないって言ってましたから、わかってます!」

〈は!?その口ぶり、1度助けてんのか!?〉

「あ、いえいえ!違います!ただ僕は、このままにするのが嫌で~」

〈凛!〉

「だって、いじめられてるなら・・・・」




私みたいに、いじめられてるなら。





「止めたいじゃないですか・・・誰かが止めないと・・・!」

〈凛・・・・〉




「わかったっ!!」





突然、大きな声がした。





〈うわ!?なんだ!?〉

「こ、鼓膜が・・・!?」




やぶれると思うぐらいの音量。


電話で話している瑞希お兄ちゃんも驚いたから、近くにいた私はもっと驚いた。






「よーわかったわ!ほな、いこか!?」

「ええ!?関西の人!?」





言ったのは、私をつまんでいる男だった。