「それが、SHIELDの仲間に追われてるんです!いじめられてるみたいなんです!」
〈・・・可児がか?〉
「はい!詳しくは・・・僕もよく知りませんが、なんか・・・僕が原因で、友達から暴行を受けてるみたいで・・・」
昼間、聞いたことを伝える。
〈凛のせい、だ?〉
これに確かめるような口調で瑞希お兄ちゃんが言う。
〈本当なのか?〉
「本当です!可児は・・・・お墓での出来事を言いふらす時に、僕のことを褒めたみたいなんです。だから・・・」
〈・・・・そうか。〉
「今も、仲間に追われて、いじめられてるみたいなんです!瑞希お兄ちゃん、どしましょう!?」
〈どうもしなくていい。〉
「え?」
〈凛、それはSHIELD内で起きてる問題だ。可児がリンチ受けてるのも、凛のことを可児が必要以上に言ったからだろう。だからっていって、凛が気にする義理はないんだぞ?〉
「で、でも!あんなに血だらけで・・・!」
〈じゃあ、助けるのか?助けたとしても、感謝されないぞ?〉
「わかってます!お礼は言わないって言ってましたから、わかってます!」
〈は!?その口ぶり、1度助けてんのか!?〉
「あ、いえいえ!違います!ただ僕は、このままにするのが嫌で~」
〈凛!〉
「だって、いじめられてるなら・・・・」
私みたいに、いじめられてるなら。
「止めたいじゃないですか・・・誰かが止めないと・・・!」
〈凛・・・・〉
「わかったっ!!」
突然、大きな声がした。
〈うわ!?なんだ!?〉
「こ、鼓膜が・・・!?」
やぶれると思うぐらいの音量。
電話で話している瑞希お兄ちゃんも驚いたから、近くにいた私はもっと驚いた。
「よーわかったわ!ほな、いこか!?」
「ええ!?関西の人!?」
言ったのは、私をつまんでいる男だった。


