トントンと、階段を上がる。
「凛、高千穂!足元に気をつけろよ?」
「はい、瑞希お兄ちゃん!」
「瑞希先輩~大河にも、声かけてやってくださいよぉ~すねちゃってまちゅよー?」
「殺すぞ、カンナ!」
「アンタ達、ケンカしないの!あたしの料理がダメになったらどうすんの!?」
にぎやかに話(?)ながら、トントンと階段をのぼる。
「瑞希お兄ちゃん・・・お兄ちゃんの部屋でご飯を食べるの?」
「へへへ~!いいからついて来い♪」
「行きます。」
私の問いかけに、なにかを企むような顔で答える瑞希お兄ちゃん。
その顔が可愛かったので、詳しく聞かずについて行った。
店舗兼住宅は3階建になっている。
その見慣れた階段を上がる。
そして、廊下を進む。
「なんか楽しいですね~いつもは一階でしか食べないのに、上で食べるって・・・」
(しかも瑞希お兄ちゃんの部屋!ラッキー!)
ご機嫌な私に、瑞希お兄ちゃんが更なる吉報をくれた。
「楽しいのは飯だけじゃないぞ~凛?今日は、凛に見せたいものがあってな~!」
「見せたいもの!?」
(なんだろう?)
チラッとカンナさんを見れば、ニヤッと笑ってウィンクされた。
モニカちゃんを見れば、投げキッスされた。
円城寺君を見れば・・・・
「チッ・・・・!!」
これから人殺しでもするんじゃないかという顔で、舌打ちをされた・・・。
〔★よくわかる対応だった★〕
まぁいいや。
円城寺君は、あれが普通として~
(瑞希お兄ちゃんが私に見せたいっ・・・・何を!?)
そっちが気になる。
(まさか・・・!?指輪でもくれるのかな!?あ、いやいや!それはないね・・・付き合っているわけでもないもん・・・)
〔★弟では、付き合う対象にもされていないだろう★〕


