彼は高嶺のヤンキー様2(元ヤン)




どれも手間がかかっていそうな逸品ばかり。

思わず、テンションが上がった。




「すごーい!ローストビーフに、綺麗なサラダに、ジャンボグラタンに、テリーヌ・・・・わぁぁぁ~~~♪」

「いいでしょう?全部、凛ちゃんのために作ったの!これでお料理は最後だったからね~」



「最後?」


「あっ!?やっぱり凛だったか?」





私の疑問に、明るい声がかぶさる。

よく知る声と一緒に、上へと通じる階段から誰か降りてくる。

誰なのか、見なくてもわかった。






「みーずき、お兄ちゃぁぁぁ~ん!!」

「りーん!よく来たなぁ~」






パッと駆け出して抱き付けば、笑いながら抱き留めてくれた。




「おにいちゃーん♪」

「あはははは!なんだ、お前は~?猫か~犬か~?」

「えへへへへ!人間でーす!お久しぶりですぅ~!」




〔★感動(?)の再会だった★〕




約一週間ぶりの瑞希お兄ちゃん。

変わってない匂い。

体つき、サラサラの髪の毛。




「元気そうで安心したぞ、凛。」






なによりも、私へ向ける優しいお言葉と最高の笑顔♪




「一週間もたっちまったからな~?体、もう平気か?」

「はい!」




私の頭をなでる彼、首を立てに振って答える。

最後に会ったのは、集会を終えた日。


本当はその翌日に、瑞希お兄ちゃんのところに行こうとした。

ところが、朝起きたら体がだるくて・・・急な発熱でダウンしてしまった。

学校にはいけたけど、微熱が続き、やっと今日、平熱に戻ったところだった。





《軽い風邪なら、学校へ行きなさい。欠席日数も、推薦入試には響くからね?》


(・・・・・瑞希お兄ちゃんなら、そんなこと言わないだろうな・・・)






隊長が悪い私へ向けられたお母さんからの言葉。

思い出してしまった嫌な記憶に滅入っていれば、後ろから怒鳴られた。