瑞希お兄ちゃんの説明もあり、渕上は大声で叫ぶ。
「ちく、しょっ!・・・・は、離れろ、お前ら!」
「る、るのあ・・・!」
「フッチー!」
「オラ、なにやってんだ?早く、離れな。ボスの腕がもげるぞ?」
「いだぁああ!」
(結構やるんですね、瑞希お兄ちゃん・・・)
無表情で、いじめっ子を痛めつける瑞希お兄ちゃん。
ギリギリとねじる姿に、周りのいじめっ子たちも動いた。
「く、くそ・・・!」
「しかたねぇ・・・」
「るのあさんのためだ!離れるぞ!」
瑞希お兄ちゃんの指示に、ヤンキー女達は素直に応じる。
十分に彼女達が離れたのを確認すると、瑞希お兄ちゃんは思いっきり渕上を突き飛ばした。
ドン!
「きゃ!?」
「るのあさん!」
思いっきり遠くへ。
その体を、仲間達が群がるようにして受け止めていた。
そして私はというと――――――――
「大丈夫か?」
「きゃ。」
瑞希お兄ちゃんの腕の中へ。
私を素早く助け起こしてくれた。
「み・・・」
(瑞希お兄ちゃん・・・・!)
「もう大丈夫だ。」
「っ!?」
その言葉に、言い方に、フリーズする。
(初めて会った時と同じ・・・さっきまで、思い出してた瑞希お兄ちゃんのセリフ・・・!!)
リプレイされて、胸が高鳴る。
(私の愛しいお方にして、正義の味方!!)
ああ、こんな近くであなたを見るなんて。
何日ぶりでしょう?
でも、どうしよう。
(あんまり見られると、私だとばれて~)
顔をそむけるが、その頬に手が伸びてきた。
「怖かっただろう?手当てしてやるから、一緒においで?」
「あ・・・」
見てはいけないと思いつつも。
(貴方の瞳に、クローズアップ!)
「は・・・はい・・・!是非とも・・・!」
(バレてもいいか♪)
〔★凛は自分に弱すぎる★〕


