彼は高嶺のヤンキー様2(元ヤン)




瑞希お兄ちゃんの説明もあり、渕上は大声で叫ぶ。





「ちく、しょっ!・・・・は、離れろ、お前ら!」

「る、るのあ・・・!」

「フッチー!」



「オラ、なにやってんだ?早く、離れな。ボスの腕がもげるぞ?」

「いだぁああ!」


(結構やるんですね、瑞希お兄ちゃん・・・)






無表情で、いじめっ子を痛めつける瑞希お兄ちゃん。

ギリギリとねじる姿に、周りのいじめっ子たちも動いた。



「く、くそ・・・!」

「しかたねぇ・・・」

「るのあさんのためだ!離れるぞ!」



瑞希お兄ちゃんの指示に、ヤンキー女達は素直に応じる。

十分に彼女達が離れたのを確認すると、瑞希お兄ちゃんは思いっきり渕上を突き飛ばした。





ドン!


「きゃ!?」

「るのあさん!」





思いっきり遠くへ。

その体を、仲間達が群がるようにして受け止めていた。

そして私はというと――――――――






「大丈夫か?」

「きゃ。」




瑞希お兄ちゃんの腕の中へ。

私を素早く助け起こしてくれた。




「み・・・」

(瑞希お兄ちゃん・・・・!)






「もう大丈夫だ。」


「っ!?」





その言葉に、言い方に、フリーズする。





(初めて会った時と同じ・・・さっきまで、思い出してた瑞希お兄ちゃんのセリフ・・・!!)





リプレイされて、胸が高鳴る。







(私の愛しいお方にして、正義の味方!!)






ああ、こんな近くであなたを見るなんて。

何日ぶりでしょう?

でも、どうしよう。





(あんまり見られると、私だとばれて~)





顔をそむけるが、その頬に手が伸びてきた。






「怖かっただろう?手当てしてやるから、一緒においで?」

「あ・・・」






見てはいけないと思いつつも。





(貴方の瞳に、クローズアップ!)




「は・・・はい・・・!是非とも・・・!」



(バレてもいいか♪)




〔★凛は自分に弱すぎる★〕