思い切って、相談した。
「え?いじめ?」
「・・・・・・・はい。」
放課後、担任の先生に相談した。
女性教師で、名前を井谷先生と言う。
割としっかり目の化粧している人だ。
対等ではないと言う発言を受け、相談したのだ。
やめてほしくて、とめてほしくて、私は大人の介入(かいにゅう)を頼んだ
私の話に、彼女は黙って話を聞いてくれた。
「ということで・・・やめてほしいんです。」
「そうですね~わかりました。」
先生は少し考えながらうなずく。
「一応、渕上さん達には聞いてみるから。あまり、あなたをいじり過ぎないようにって。」
(いじりって・・・)
これ、遊びじゃなくて、本気ですけど?
〔★凛は凛道蓮になりそうだ★〕
「井谷先生、違います。完全に、いじめられてます。」
「両方の話を聞かないと、判断できませんよ。」
(くっ・・・それはそうだが・・・)
これ以上、何か言っても、私が喜ぶ答えは帰ってこないだろう。
「わかりました。そちらも含めて、よろしくお願いします。」
聞き分けの良い声を演じて、ペコッと頭を下げる。
午後の授業の準備で忙しそうな職員室を出た。
(これでなんとかなればいいけど・・・)
1人で廊下をトボトボ歩く。
心の中にある気持ちは・・・
(・・・・後悔。)
原因となった、飯塚に宿題へ見せたことへの後悔。
〔★凛は悔やんでいる★〕
(あーあ・・・・こんなことなら、宿題を見せるの、強く断ればよかった。)
というか、お前が原因で人様がいじめられてるのに、音楽聞きながらシカトするってどういうこと?
そう考えてるうちに、後悔とは別の思いも抱き始める。
(コノウラミ、カナラズハラス・・・・!!)
あいつ殺す!
殺人をする気はないけど、殺す勢いで、ぶっ飛ばしてやりたい!!
〔★凛の怒りが殺気に代わりつつある★〕
渕上ルノアも許せないけど、飯塚アダムも許せない。
あの色男が悪いのはあきらかだけど―――――――――
(うまく断れなかったって点では、私もよくなかったと考えよう・・・)
同じ過ちを繰り返さないためにも、そう自分に言い聞かせる。
(断り切れない自分の性格を、直そうと思えるチャンスを得たと思えばいい。)
前向きに、前向きに考えなきゃ、この学校ではやっていけない。
〔★凛の心のレベルが上がった★〕


