彼は高嶺のヤンキー様2(元ヤン)




「あ!きたねー!便所女がふざけんなよ!」

「掃除道具被った汚い身体で、あたしらのロッカーに触るな!」



私を非難する言葉。



「きたない!どけよ、ゴミ!」

「死ねばいいのにさー!どっかいけよ!」

「そんな・・・!」


(ひどい!私、被害者だよ!?)



そんな思いで見れば、マキちゃんと夏美ちゃんと目があう。



「マ・・・」



2人は視線をそらし、私を見ようとしない。


なんでこんな・・・これというのも全部――――――





(――――――――――飯塚アダム!!!)





怒りを込めて渕上の彼氏を見る。

しかし、その時彼は、耳にイヤホンをつけていた。

完全に無関心。

なにそれ!?なんで・・・




「何見てんだよ!」

「いた!?」



髪を引っ張られる。

渕上の取り巻きの1人だった。



「アダム君見てただろう!?」

「いや、見たけど・・・・違うってことは、飯塚君が一番知ってるから、誤解をー!」

「はあ!?そう言うところが、色目使ってんだよ!鏡見て、自覚しろブス!」


「痛っ!?」



突き飛ばされ、尻もちをつく。



「行こう、ルノア。」

「うん。マジショックだわ~いじめられたしー」

「ま、待って!話がー・・・・!」


「お前さ、馬鹿だろう?」



教室から出ていくとする渕上が、去り際に私に言った。





「話し合いは、対等の立場の者同士が出来んのよ?ゴミが人間と会話できるか、ばーか!」





薄ら笑いを浮かべると、とりまきと笑いながら出て言った。

その後に続くように、他のクラスメートも、マキちゃんも、夏美ちゃんも、飯塚アダムも出ていく。

誰も私を見ることなく、何も言ってくれなかった。