「あ!きたねー!便所女がふざけんなよ!」
「掃除道具被った汚い身体で、あたしらのロッカーに触るな!」
私を非難する言葉。
「きたない!どけよ、ゴミ!」
「死ねばいいのにさー!どっかいけよ!」
「そんな・・・!」
(ひどい!私、被害者だよ!?)
そんな思いで見れば、マキちゃんと夏美ちゃんと目があう。
「マ・・・」
2人は視線をそらし、私を見ようとしない。
なんでこんな・・・これというのも全部――――――
(――――――――――飯塚アダム!!!)
怒りを込めて渕上の彼氏を見る。
しかし、その時彼は、耳にイヤホンをつけていた。
完全に無関心。
なにそれ!?なんで・・・
「何見てんだよ!」
「いた!?」
髪を引っ張られる。
渕上の取り巻きの1人だった。
「アダム君見てただろう!?」
「いや、見たけど・・・・違うってことは、飯塚君が一番知ってるから、誤解をー!」
「はあ!?そう言うところが、色目使ってんだよ!鏡見て、自覚しろブス!」
「痛っ!?」
突き飛ばされ、尻もちをつく。
「行こう、ルノア。」
「うん。マジショックだわ~いじめられたしー」
「ま、待って!話がー・・・・!」
「お前さ、馬鹿だろう?」
教室から出ていくとする渕上が、去り際に私に言った。
「話し合いは、対等の立場の者同士が出来んのよ?ゴミが人間と会話できるか、ばーか!」
薄ら笑いを浮かべると、とりまきと笑いながら出て言った。
その後に続くように、他のクラスメートも、マキちゃんも、夏美ちゃんも、飯塚アダムも出ていく。
誰も私を見ることなく、何も言ってくれなかった。


