彼は高嶺のヤンキー様2(元ヤン)




待ちに待った放課後。

人に見られないように、尾行とかにも気をつけて、秘密のロッカーで着替えてから、お店に直行した。




「瑞希お兄ちゃ~ん、来ましたぁ!!」



(瑞希お兄ちゃんからのメール通り、ちゃんと来ましたよ!)




そんな思いで、彼を指名して呼んだんだけど。





「よく来たな、この野郎・・・・!!」

「わー!?円城寺君!?」






待っていたのは、メンチを切る男子。

彼は円城寺大河君。

不良グループ『爆裂弾』のリーダー。

基本、私といる時はいつも怒ってます。

そんな彼が、私服姿で私の前に仁王立ちしていた。



〔★大河が現れた!機嫌が悪そうだ!★〕




「なんでいるの!?」

「いちゃ悪いかボケ!?」

「いや、そういうわけじゃぁ~」

「心配しなくても、あたしもいるぞ~」

「え!?カンナさん!?」




そう言ってヒラヒラと手を振るのは、友達のカンナさん。

円城寺君と同じく、不良グループ『爆裂弾』所属のガールズヤンキー。

凛道蓮になって初めての友達で、私に好意的な子です。

そんな彼女が、私服姿でカウンター席に腰かけていた。



〔★カンナが現れた!機嫌はよさそうだ!★〕





「どうしたんですか、2人共!?」



予想していなかった2人がいたことで、びっくりする。

心配になった。




(爆裂弾のメンバーが来てるってことは、何かトラブル発生!?)




思い返してみれば、彼女達と一緒の時は大変な目にあっている。

ロクなことがなかった。




〔★それは向こうも同じである★〕




気を引き締めながら聞けば、ヘラッとした顔でカンナさんが言った。



「緊張すんなよ、凛!取ってくおってわけじゃねぇーんだよ。遊びに来たんだって!」

「え!?遊びに来たの!?」

「おう!あたしら友達だろう?」

「う、うん・・・・そうだったね。


(そうだったのかぁ~!)




カンナさんの言葉に、トラブルじゃなくてよかったと思う。

同時に、友達は良い者だと感じた。

でも、そこで1つの疑問も生まれた。





「ということは・・・・・・・円城寺君も、僕のところに遊びに来てくれたの?」

「誰が友達だ、馬鹿野郎!」




私の問いに、予想通りのキレ方で怒鳴る爆裂弾のリーダー。





「俺とオメーは『ライバル』なんだ!なれ合いなんかするかよ!?」


(『ライバル』なんだ・・・・)





〔★『どうでもいいやつ』から昇格していた★〕