「さっき、他の人から、私が渕上さんの彼氏の飯塚君に色目使ったから渕上さんが怒ってるって聞きましたが、私そんなことしてません!誤解しないでください!」
そう言いきったら、教室が静かになった。
でも、関係ない。
「だれかが、面白おかしくして言ったと思いますけど、私はそんなことしてません!飯塚君に確認したんですか?」
「アダム。」
それで渕上、自分の彼氏を呼ぶ。
それに彼氏・・・教室の窓際で、私にボールをぶつけた中山と一緒にいた飯塚がこっちを見る。
そして、めんどくさそうな顔で言った。
「ん~俺、誤解されやすいからな~つーか、しらねぇーし。鬼かんべん!」
こいつ・・・・!
(もっとマシなフォローできないのかよ!?)
〔★恩をあだで返された★〕
「ほ、ほら!飯塚君も違うって言ってます!だから、変なことはしな―――――」
「あたしが悪いって言いたいの?」
「え?」
静かに渕上が言う。
「菅原さんの言い分だとさ~あたしが悪いって言ってるよね~?うわ!傷ついたんだけど!?」
ガッ!?
「なっ!?」
胸倉をつかまれる。
思わず、応戦しそうになって留まる。
(相手は女の子、それに私は大人しい女子・・・)
〔★凛は役柄に徹した★〕
「や、やめてください!離して!」
「はあ!?あたしに言葉の暴力振るっておいて、ふざけんなよっ!?」
パーン!
「痛い!?」
叩かれた。
なるほど、女総長と言われるだけあって、なかなかの腕力だ。
〔★感心してる場合ではない★〕
「すっげー傷ついた!お前、このままじゃすまないからな!?」
「はあ!?」
(何が傷ついただ!?てか、なにそれ!?)
「な、なんでそうなるんですか!?私、話し合いをしただけでー!?」
「そう言うところも、生意気なんだよ!」
「きゃっ!?」
ドンと押され、背中をロッカーにぶつける。
それを見て数人が叫ぶ。


